(3)女性の場合は月経前症候群(PMS)が関係していることも
生理前や生理になると、「理由は分からないけれどイライラしてしまう」という女性は少なくありません。一説には、女性ホルモンの急激な変動が影響していると考えられています。
PMSのイライラは、自分ではコントロールしにくいものといわれます。「今はイライラしやすい時期だから」と、自分自身の周期を理解して対応していきましょう。
すぐできる! イライラの解消法
イライラは、できるだけ早く解消したいもの。ポイントは「冷静さを取り戻すこと」「思考と感情を整えること」「体から働き掛けること」 の3つです。それぞれの視点から、すぐに取り組める方法を紹介します。
冷静さを取り戻す方法はイライラを感じた直後に、思考と感情を整える方法は1人になった時に、体から働き掛ける方法はイライラした気分を変えたい時に家などで取り組むのがおすすめです。
冷静さを取り戻す4つの方法
まずは冷静さを取り戻す方法を紹介します。
(1)深呼吸をする
「イライラしているな」と思ったら、大きく3回くらい深呼吸をしましょう。特に、吐く息を意識して、ゆっくりと長く息を吐くようにします。
呼吸が整うと、冷静さや客観性を取り戻しやすくなります。
(2)6秒待つ
イライラに衝動的に反応すると、人や物に当たるといったことも考えられます。このような惨事を引き起こさないためには、とりあえず6秒待つようにしましょう。
これは、怒りの発生から理性の発動までに6秒ほどの時間が必要なためです。
(3)100から3ずつ引く計算をする
100から3ずつ引く計算を適宜してみるのもおすすめです。これは、一時的に別のものに集中することで怒りをクールダウンし、冷静さを取り戻す方法です。
(4)物理的に距離を取る
イライラの元になった対象から距離を取るのも、冷静さを取り戻すためには有効です。
職場なら、席を立ってトイレに行く、外の空気を吸いに出るなど、その場から離れましょう。親しい人との会話でイライラしたら、いったんその話題は保留にするといいでしょう。
思考と感情を整える5つの方法
次に、思考と感情を整える方法です。
(1)気持ちを紙に書いて捨てる
イライラした気持ちを紙に書き出し、ビリビリと破いて捨てましょう。書くことで思考が整い、破って捨てることはストレスの発散になって感情も整います。