冷蔵庫に入れ忘れた缶ジュースやビールを「今すぐ飲みたい!」というとき、ありますよね。何時間も待たなくても、たった2分間でキンキンに冷やす方法があるんですよ!実際にドリンクの温度を測った様子と合わせて、ご紹介します♩
でぐでぐ
缶飲料をキンキンに冷やすには?
お気に入りのビールや飲み物などをまとめ買いするかたも多いかと思いますが、冷蔵庫に入れ忘れてぬるいままだった……なんて残念な経験はありませんか?
通常なら、冷蔵庫に入れて数時間待たなければいけないところを、ある裏技を使うとたった3分でキンキンに冷やせるんですよ!缶飲料を冷やすコツをご紹介します♩
ジュースやビールがおいしい温度は?
ジュースやビールは、何度まで冷やすとおいしく飲めるんでしょうか?
季節や販売メーカーによって異なりますが、自動販売機で売られている「つめた〜い」ドリンクは1〜6°Cになるように設定されています。家庭用冷蔵庫に常温のドリンクを入れてからこの飲み頃温度になるまで、約4時間もかかるんですよ!
暑い屋外から帰ってきて「今すぐ冷たいジュースを飲みたい!」というときや、熱々ジューシーな揚げたてからあげを目の前に「キンキンに冷えたビールが飲みたい!」というとき、「4時間冷やすから待って〜」何て言われたらしょんぼりしちゃいますね。急速に冷やす方法はないのでしょうか?
1. 氷水に入れてクルクル転がす
ビールのCMで使われたことがある方法なので、見たことがあるという人も多いのでは?氷水をたっぷり入れたボウルに缶飲料を入れて、手でクルクル転がしましょう!氷の温度が缶全体に効率よく伝わります。
2分間クルクル転がすことで、4.3°Cまで冷やすことができました!指先まで冷たい〜!自動販売機で買ったものくらい、冷えていました。
2. 塩を加えた氷水で冷やす
①の方法では、指先の感覚がなくなるほど手が冷えてしまいました。もっと楽に冷やす方法がこちら。
氷水が入ったボウルに塩を大さじ3ほど加えるだけで、水の温度を氷点下まで下げることができるんです!0°Cを下回っているのに、凍らないなんて不思議ですね。塩が加わると、氷の融点が下がって溶けるスピードがアップするんです!溶けていく氷は周りの水から熱を奪うので、グングン急冷されるんですね。
氷水に塩を溶かすと……-1.0°Cまで水温が下がりました!
このボウルに2分間缶飲料を入れておくだけで……なんと2.5°Cまで下がりました!「キンッキンに冷えてやがるよ〜!」と藤原竜也さんのモノマネをしたくなる喉ごしです♩
3. ぬれたキッチンペーパーで包んで冷蔵庫へ
ボウルも氷も必要ない冷やし方がこちら。
1. キッチンペーパーや清潔な布巾をまんべんなく水でぬらし、缶飲料を包みます。
2. 冷凍庫で10〜15分間冷やしたら完成!
10分ほど冷やしてから取り出したものがこちら!
んん!? 13.5°C……。普通に冷蔵庫で冷やすよりは速く冷えましたが、氷を使う方法より温度は高めです。飲んでみると「キンキンだ!爽快〜!」というほどではありませんが、ひんやりおいしく飲めました。おなかが弱い人や、体を冷やしたくない人にはちょうどよさそう。
氷がなく、どうしようもない時には使える方法ですね。
炭酸ドリンクが凍ると缶の破裂や噴出の危険が!
ビールなど、炭酸入りの缶ドリンクを1時間以上冷凍庫内に放置してしまうと、缶が破裂したり、開栓時に中身が噴出する危険が!これは、炭酸ガスが凍ると体積が増えるため。もし炭酸ドリンクの缶を凍らせてしまった場合は、絶対に開栓せずに安全な場所で解凍しましょう。
一度冷凍してしまうと、解凍しても味が変わってしまいますので、よく気をつけてくださいね。
つめた〜いドリンクでリフレッシュ!
冷蔵庫で何時間も冷やさなくても、キリッと冷えた缶ドリンクを2分で用意できるのはうれしいですね。冷蔵庫がない環境でも、氷と水、塩があればどこでも缶を冷やせるので、キャンプなどのアウトドアにもおすすめ♩ジュースやビールを一番おいしい状態で味わってみてくださいね。