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アンチエイジングは28歳から?!ホルモンバランスを整えるポイントを漢方薬剤師が解説

女性の体調は7の倍数で変化する?!

「女性の体は7の倍数で変化する」と聞いたことはありませんか?この説は、1800年も前の中国最古の医学書である『黄帝内経(こうていだいけい)』に書かれています。

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例えば、女性は14歳で初潮が始まり、49歳で閉経を迎えるというように、女性の体は7の倍数で変化すると漢方では昔から言われています。現代に当てはめてみても、昔よりは寿命は長くなりましたが、生理にまつわる年齢は昔と大きくは変わっていません。

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28歳がアンチエイジングケアのはじめどき

28歳頃から、冷えやストレスを感じ、不調が出てくる人が多いのではないでしょうか?この頃からアンチエイジングケアを始めることで、35歳からの下り坂をゆるやかなカーブにしてくれます。35歳は女性の体の変化でも大きな節目であり、それは「血」の不足が影響しています。35歳以降は特に、血を作る力が衰える一方で、消耗のスピードは早くなると言われています。

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血は漢方では血液という意味だけでなく、「栄養分や潤いを運ぶもの」とされているので、血が不足することにより、疲れやすくなったり、生理の出血量が減る、肌の乾燥、髪の毛のパサツキや白髪などが気になるようになります。

この不足しがちな「血」を補うことを意識して生活することがアンチエイジングすなわち、ホルモンバランスを整え、妊娠力を高めたり、更年期の不調を予防するためにも大切です。

血を補うためには?

赤い色の食べ物を食べよう

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簡単な目安が、血を補うためには「赤い色の食べ物」を食べることです。なつめやクコの実は代表的なものですが、身近な食材でいうと、トマトや赤ピーマン、赤身肉や魚なども血を補います。また、しっかり巡らせることも大切なので、冷たいものより温かくして摂るようにしましょう。

生活習慣も気を付けて

血は寝ている間に補充されると漢方では考えられています。実際、細胞の新陳代謝を促す成長ホルモンは夜10時〜午前2時までの間と言われているので、遅くとも夜12時前には眠るようにしましょう。

アンチエイジングに関係するのは腎?

腎とは生命エネルギーのこと

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血を補うこと以外にも、アンチエイジングのために意識したいのは「腎」です。腎とは、もちろん腎臓の働きも含まれますが、漢方では生殖器や成長を司るところとされ、生命エネルギーを意味します。

腎を補うためには

黒い色の食べ物を食べよう

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腎のエネルギーを消耗しないようにすることと、補うことがアンチエイジングにつながります。腎を補うためには、黒豆や黒ごま、ひじき、のりなどの黒色の食材が良いとされています。その他にも、粘り気のある山芋やオクラ、貝類もおすすめです。

冷えも大敵

腎にとっては冷えは大敵なので、日頃から体を冷やさないようにしましょう。冷たいものを控え、温かいものを摂ることはもちろん、湯船でしっかり温まる、レッグウォーマーや腹巻きを身につけるなどを取り入れてみましょう。

アンチエイジングの漢方は?

アンチエイジングの要は、「血」と「腎」とご紹介しました。漢方薬には、血や腎を補うはたらきのものもあります。一例をご紹介します。

八味地黄丸(はちみじおうがん):腎が衰えることによる症状を改善します。冷えや頻尿、腰痛、気力の低下などに用いられます。
四物湯(しもつとう):女性によく用いられる血を補う代表的な漢方です。皮膚がカサカサとして乾燥する、不眠、動悸、貧血などに用いられます。

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