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[3/15〜3/21の運勢]3月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

占い

isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

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2021年上半期の運勢も配信しているので、こちらもぜひチェックしてくださいね♡

2021年上半期の運勢

今週のおひつじ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

生きることを生きること

今週のおひつじ座は、「生命をきちんと生命として捉え」ていこうとするような星回り。

何もあえて殺害行為など行わなくても、私たち人間は大小さまざまな殺害に日々加担しています。もし他の生物をモノとして扱う代わりに、あらゆる生きものを平等と見なすなら、いかに日頃何気なしに凶行を働いているかが分かるのではないでしょうか。

そうして生がそれ自体として悪だとするのなら、あらゆる生き物たちが一斉にその命あることを謳歌する春という季節は、いくら美辞麗句やファンタジーで文化的に飾り立て、高度な隠蔽に心血を注ごうとも、ただ「生きる」ということが他の生き物のおびただしい数の死によって支えられているという紛れもない現実に、最も間近で触れていかざるを得ないタイミングでもあるはずです。

今週のあなたもまた、とんでもない背徳の悦びの追求者としてそんな「茶番」に参加していくことになるかも知れません。

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今週のおうし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

何かが去って何かが残る

今週のおうし座は、またひとつ自分が身軽になっていくような星回り。

「人入って門のこりたる暮春かな」の作者・芝不器男は26歳で夭逝し、わずか4年の句歴で名を残した天才肌の俳人。掲句の「門」にも、どうしてもそうした作者の人生が重ねられていきます。「暮春(ぼしゅん)」と言えば普通は春という季節が終わろうしている頃合いを指すので、「春の夕ぐれ」という意味にも取れるかと思います。

ある春の日の夕ぐれ、とある屋敷の「門」に「人」が入っていく。その後には、取り残されたかのように「門」がそこにあるだけである。入った「人」が誰であるか定かではありませんが、掲句を詠んだとき、すでに作者は福岡の大学病院の病床についていたことを考慮すれば、おそらく「去る者は去っていき、残るものが残った」という感覚だけがここでは純粋に置かれているのではないでしょうか。

あなたもまた、掲句の作者のように、もはやこれからの自分には不必要なディティールや設定をぬぐい去っていくことがテーマとなっていくでしょう。

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今週のふたご座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

歩行から舞踏へ

今週のふたご座は、天使も踏むのを恐れる一歩を踏み出していくような星回り。

「散文から詩への、言葉から歌への、そして歩行から舞踏への移行」とは、詩人・ポール・ヴァレリーの断章集「一詩人の手帖」(松田浩則訳)からの引用。詩はロマンティックな修飾語の多用によって詩となるのではなく、もろもろの観念のうち散文の中には置いておけない部分が詩と呼ばれるのです。

つまり「思考のあまりに活発で、あるいは律動的で、あるいは無反省な動きのなかでしか可能ではない観念」が自然と散文とは異なる形態を伴っていくというわけ。彼は「この瞬間は行為であると同時に夢なのだ」と述べていますが、それは行為が「わたし」という主体の占める場所に取って代わり、行為の最中で「わたし」を見失い、別の場所に再び「わたし」を見つけるという、喪失と回復とが詩にはつきものだということではないでしょうか。

逆に言えば、最初に計画を立ててそのあとをついていくのであれば、それは詩ではなく説明文であり、例えば青い鳥を探しに行くというおとぎ話もまたそこでは成立しないのです。あなたもまた、平板な言葉の記述ではなく思い切った主体の飛躍を試みていくことになるでしょう。

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