今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
不思議な<関わり>
今週のみずがめ座は、新たな興味・関心が湧きおこっていくような星回り。
世に、関わりほど不思議なものはありません。振り返ってみれば、ささいなきっかけで関わったものによって今の自分がここに在る、ということも非常に多いはず。そう考えると「わたし」というのも一種の虚像であり、さまざまな関わりや結びつきこそが実体なのだという気さえしてきます。では、どうしたら数ある関わりや結びつきの中でも、特に決定的な関わりが成立し得るのでしょうか?
ヘブライ語には「ザハル」(心に留める・記憶する)という動詞がありますが、この語は聖書の洪水神話にも登場します。「そして神は、ノアと、彼と共に箱舟の中にいたすべての生き物と家畜とを心に留められた」(創世記8・1)この神とは、洪水によって全人類を滅した神さまですが、ノアだけは例外でした。風を送って地を乾かし、天の窓を閉じて雨を止めた。そしてノアを箱舟から招き出し、二度と洪水は起こさないと“約束”したのだといいます。
さらに初めて肉食することを許し、これらの契約を「心に留める」印として雲の中に虹を置いたのだとか。この一連の物語のなかで、「ザハル」は何度も使用されており、いずれも「覚えておく」「決して忘れない」というニュアンスが含まれていました。あなたもまた、ふいに訪れる<関わり>のなかに見えざる神の介在を感じてみるといいでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
闇との戯れ
今週のうお座は、「腑に落ちる」まで何度も感じ直していく中で覚悟を決めていくような星回り。
「灯をともす指の間の春の闇」(高浜虚子)は、作者が85歳頃の句。死の一カ月ほど前から、作者は春の闇について繰り返し詠っており、同時作には「テーブルの下椅子の下春の闇」などがあります。「灯をともす指のあいだ」「テーブルの下」「椅子の下」、どれもふつうの感覚ではなかなか拾わないような、ごく些細で周辺的な場所を丹念に拾い上げ続けていることに気が付いてくるはず。
「春の闇」という、どこかぼんやりとして形なきものを、まっくろくろすけのようなある種の塊りとして詠んだ作者は、恐らく自分の死期が近いことを感じとっていたのでしょう。
まわりをつい目で追い、肌で感じた死の影をできるだけ大仰な心理をはさまずに独り句の推敲を重ね、遅き日を過ごしていただろう老人の後ろ姿に、俳人としての生き様を貫き通す虚子の凄味を感じざるを得ません。あなたもまた、何度も頭をよぎった予感や不安をしっかりとおのれの臓腑に落としていくことがテーマとなっていくでしょう。
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