アツアツのご飯を、もっと美味しく食べたいと思いませんか? 今回は、料理のプロと雑誌『MONOQLO』が「海苔の佃煮」19製品を比較してわかった、おすすめランキングをご紹介します。口コミだけではわからない選び方のポイントもご紹介しますので、購入時の参考にしてみてください。
海苔を醤油と砂糖、水などで煮込んだのが「海苔の佃煮(のり佃煮、海苔佃煮)」です。コロナ禍によって自宅でご飯を食べる機会が増えたこともあり、海苔の佃煮はご飯のお供やおつまみに大人気! でも、「海苔の佃煮って全部同じ味だよね」とお思いの人も多いのでは?
そこで、雑誌『MONOQLO』編集部が市場調査を行い、お取り寄せで人気の海苔の佃煮19製品を全国各産地からピックアップ。すべて実際に試食して、本当にウマい一品を探しました。
ランキングの前に、テストにご協力いただいた、科学する料理研究家 さわけん氏による海苔の佃煮のおすすめの食べ方についてご紹介します。もちろん海苔の佃煮はごはんのお供として最高なのですが、以下で紹介するチョイ足しアレンジレシピでも意外な美味しさを発揮してくれるんです!
海苔には海藻の旨味があるので、ワカメなどの代わりに味噌汁やお吸い物、スープなど和洋中問わず汁物によく合います。また、煎茶を注いでお茶漬けにすると、茶の香りが加わってとてもおいしいですよ!
海苔の佃煮は、トーストした食パンに塗ってもおいしいです。醤油味が強めの海苔の佃煮ならチーズやバターなどの乳製品とも合うので、チーズ、佃煮、しらすなどでパンにトッピングしてピザ風にしてもおいしいですよ!
海苔の佃煮が余ったら、ナポリ名物「ゼッポリーネ」に挑戦を。強力粉・薄力粉50gずつにドライイースト2.5g、海苔の佃煮大さじ2、水70mlを入れて混ぜ、2時間おいたらひとつかみ丸めて180℃の油で揚げればでき上がり!
今回は、ネットでお取り寄せできる人気の海苔の佃煮19製品をピックアップ。最近はチューブタイプの海苔の佃煮もありますが、劣化しにくいので長期間美味しく味わえるガラス容器入りのものを集めました。
すべて識者と雑誌『MONOQLO』編集部、担当ライターで実際に試食し、本当にウマい一品を探しました。
今回のテストにあたってご協力いただいたのは、科学する料理研究家 さわけん氏。毎日食べても食べ飽きない海苔の佃煮を探して、次の5項目をテストしました。
ご飯の導入として醤油や砂糖の味が目立ちすぎず、おいしく感じるかをチェックしました。
醤油と砂糖といった佃煮の味わいの中に、海苔が負けずに主張しているかをチェックしました。
海苔の香りが佃煮の味付けに負けずしっかりと漂い、食欲をそそるかをチェックしました。
海苔の味わい、醤油などの味付けがバランスよく一体となっているかをチェックしました。
ご飯にのせるだけではなく、ほかのレシピにも応用できるかを採点しました。
以上の5項目をテストした結果は、おすすめ順にランキングで発表します。19製品の中から激ウマNO.1に輝いた海苔の佃煮は、いったいどの製品でしょうか。
それでは、お待ちかねのおすすめランキングを発表します!
加用物産
四万十川 川のり佃煮醤油味
実勢価格:702円
内容量:150g
100gあたりの価格:468円
100gあたりのカロリー:154kcal
100gあたりの食塩相当量:4.3g
▼テスト結果
味の第一印象
28点/30点
海苔の味わい
18点/20点
海苔の香り
18点/20点
バランス
15点/15点
汎用性
13点/15点
合計
92点/100点
ベストバイは、加用物産「川のり佃煮醤油味」。合成着色料や化学調味料、保存料などの添加物を使っておらず、四万十川産のひとえぐさ(アオサ)やあまのりなどをブレンドした海苔の味わいと香りを最大限に生かしています。佃煮なのに海苔のサクッとした食感が残っているのも素晴らしい!
水分少なめの佃煮には、高知県四万十川産のひとえぐさやあまのりなどから作られた海苔がぎっしり。水飴や砂糖、みりんのコクと醤油の塩味が海苔とよく合ううえ、ほんの少し加わっているホタテエキスや鰹節の香りが後味を引き立てるから食べ飽きません。