SNSの広告などでよく見かけるネイルシール。名前のとおり、爪にシールを貼ってやすりで削るだけというこの商品ですが、「フット」のネイルシールはともかく、至近距離で他人の目にさらされる「ハンド」でもサロン並のクオリティを発揮してくれるのでしょうか? 主婦が1週間装着して、耐久性まで含めて検証します!
ネイルシールはそれなりの仕上がり?
ジェラートファクトリー/カジュアルラテアート 960円
SNSなどの広告によく出てくるネイルシール。シールを爪に貼って、それをやすりで削るだけで、ジェルネイルのようなクオリティの高いネイルに仕上がるということですが、「シール」ということや、その手軽さから「すぐめくれるんでしょう?」「小さいこどもがネイルに貼って遊ぶようなクオリティなのでは?」と、気になってはいるけれど半信半疑だという人も多いのではないでしょうか。
以前、フットのネイルシールを試したところ、そのクオリティの高さに驚きました。どんなに近くても1m以内で接近して人に見られることがないであろうフットであれば十分なクオリティだったのです。それはもう、言わなければサロンで施術してもらったジェルネイルだと間違いなく思われるであろうレベルでした。
ところがこれは「フット」に限った話。手先は自分からも他人からも接近して見られる場所だし、何より家事に追われる主婦の手は毎日過酷な水仕事にさらされているのだから……。そんな理由からハンドのネイルシールには手を出せずにいたのですが、思い切って試してみました。40代の手先を上品に彩ってくれるデザインが多い、ジェラートファクトリーのものを購入しました。
ネイルシールを実際に使ってみた!
ネイルシールは大小さまざまな大きさのものが24チップあり、付属のやすり(ファイル)もついています。
爪の根元、甘皮部分上のキューティクルラインと呼ばれるところの横幅に合うネイルシールを選びます。公式サイトで、爪より少し小さめのサイズを選ぶことが推奨されていたのでその通りに。
爪の根元から1mm弱離れたところにシールを貼り、爪先に向けて空気を押し出すようにしっかりと押して密着させる。何度か貼る角度を間違えてシールが指の横幅から飛び出してしまったのでやり直しました。
まずはネイルシールの余分な部分を爪の裏側へ向けて折ってくせづけます。次にやすりを爪の下方向へ少し傾けて削っていきます。しっかり力を入れれば、2〜3回で簡単にシールが切れます。断面もきれい!
削る前にしっかり折って、シールと自爪の間に空気が入っていない状態で削るときれいに仕上がります。空気が入ってしまうと、爪からシールが浮いてしまうので要注意。万が一失敗しても、スペアのティップがあるので安心ではあります。
サロン並の仕上がり?!
おおよそ15分程度で完成した爪がこちら。 ジェルネイルをサロンで施術した経験はたくさんありますが、正直これはサロンと比べても遜色なし! もちろん、甘皮の処理や爪の形の形成などプロの施術にしかない完成度というものがありますが、単純に爪の表面だけに着目すれば、これで充分と思えるクオリティです。
むしろジェルネイルよりも薄くて軽いので、ジェルネイル特有の爪への負担感が苦手な人にはおすすめなくらい。さて、ここからの問題は耐久性です。
ネイルシールは過酷な主婦の水仕事に耐えられるのか?
こちらが1週間経った状態のネイルシール。小指の爪の根元部分が浮いて剥がれてしまいました。ですが、そのほかの指は剥がれることなくきれいにキープされています!
この1週間、普段どおり毎日の掃除洗濯、そして1日2〜3回にわたる洗い物(ゴム手袋は使用していません)を普段通りに行い、かなり手先を酷使したのですが、小指以外の9枚のネイルシールは見事に耐え抜いてくれました。剥がれてしまった小指だけスペアのシールで張り替えれば、あと3〜4日は美しい手先をキープできそうな印象です。
イベント事や久しぶりに友人に会うとき、子どもの行事で正装する時はもちろん、気分をちょっと上げたいなというときにでも、自宅で自分の好きな時間に手軽にできるネイルシールは、忙しい女性にぴったりなアイテムだと感じます。「ネイルシール」という語感から想像されるチープ感は皆無で、むしろサロン並の美しい仕上がりです。
世の中がもうすこし落ち着いたら、旅行前にこのネイルシールをするのもいいですね。少し派手なデザインを選んでも帰宅後に剥がすだけだし、1週間前後の旅行であれば耐久性も問題なし。サロン派の人も、セルフネイル派の人も、ネイルシールのクオリティの高さは試してみる価値がありますよ!
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