4. 食用菊とえのきだけの酢の物
食用菊の種類によってはアクが強いものもありますが、こちらは甘みがあるすし酢を使っているので、アクが抑えられ、とっても食べやすいんです。
菊の花とえのきだけは、一緒にゆでて時間短縮しましょう。ゆであがったら、酢飯と同じように、団扇で扇いでしっかりと冷ましてください。
きのこと菊の味わいで、秋を感じてみてくださいね。
5. 基本の栗ごはん
秋の味覚の生栗がゴロッと入った栗ごはん。こちらもかかせない行事食なんです。シンプルにお塩と昆布だけで味付けしているので、栗の風味がしっかり味わえます。子どもでも食べやすい栗ごはんなら、家族みんなでお祝いできますよね♪
皮剥きがむずかしい栗ですが、鬼皮の底を切り落とさず、切り込みを入れてほぐようにすれば剥きやすいですよ。皮を剥いたらすぐ水に浸け、栗の変色を防ぎましょう。
菊と共に、自然の恵みに感謝しよう
いかがでしたか?「重陽の節句」は、秋の食材を味わいながら、自然の恵みに感謝する日。伝統的で奥ゆかしい、日本らしさが感じられる行事ですよね。
重陽の節句を知らなかった方も、この機会に最後の五節句を、祝ってみてはいかがでしょうか。
菊を上手に取り入れ、秋の訪れを感じてみてくださいね。