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[6/7〜6/13の運勢]6月2週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

力を取り戻すために

今週のさそり座は、危うくも決定的なバランスから立ち上がっていこうとするような星回り。

「五月雨や大河を前に家二軒」(与謝蕪村)は、作者が62歳のときに詠んだもの。「大河」はすさまじい川の流れを表している一方で、「家二軒」は洪水で孤立無援状態となった、いかにも弱弱しく貧寒としたさまを表しています。ここでは「大河」は力を振るっている強いものの象徴であり、それは現代であれば政治を私物化している政権などにあたるのではないでしょうか。

しかし、本来であれば民衆こそが大河であるはずです。なぜなら、民衆は一人ひとりは弱くても、心を寄せ合って結集していけば、たとえ大雨で濁流となった自然を前にしても、それを凌いでいくだけのポテンシャルを秘めており、少なくとも日本人にはそうした遠い遠い記憶が民族としてのDNAに刻み込まれているから。

本当に強いのは、「家二軒」の側の民衆の力なのです。その証拠に、政権運営は私たち民衆が払っている税金なしには成り立たない露いうこと。あなたもまた、手に負えない力の暴走に対していかに振る舞っていくべきか、改めて原点に立ち返っていきたいところです。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

枠の外へとはみ出していくこと

今週のいて座は、「これだけあればいい」という考え方の反対方向へ振り切っていくこと。

どんな分野の仕事であれ、それなりに長く続けていると、社会的にはインサイダーになってきます。少なくとも、そう見られるようになってくる。それで課される責任まで放棄していけというほど極端な話ではないにせよ、逆に言えば、そこで心中しないようにするということは、案外大切なマインドなのではないでしょうか。

たとえば、雑誌にしてもイベントにしても、ある一つの価値観や傾向でまとめるより、複数のレイヤーが重なりあっていたり、ランダムに繋ぎ合わされていくものを面白いと感じるのがいて座の人たちな訳ですが、やっぱり誰か人をはさんで仕事をしていくと、「色々ある」と言っても、どうしても通り一遍のものに落ち着いていきがちになります。

だから、そこではいかに「普通これはないよね」というものを呼び込んでいけるか、もうひとひねりにこだわっていけるか、ということが問われてくる訳です。あなたもまた、少しでも自分がハマり込んでしまいがちな特定のジャンルの外部に飛び出していくことを意識してみるといいでしょう。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

必要な言葉と沈黙

今週のやぎ座は、心の底からの本音を引き出していくような星回り。

ふつう、言いたいことがあったとしても、なかなかこうは言い切れないものです。「夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり」(三橋鷹女)は、作者37歳のときの句。とはいえ1930年代の37歳ですから、それはもう甘えたりすねたりといった態度を世の中に見せていい歳ではありませんでした。

そうすると、ここで作者が「嫌ひ」とあえて言い切っているのは、「女は〇〇すべき」とか「もういい歳なんだから××はするべきではない」といった、他者からの無責任な忠告だったり、忠告という口実を利用したコントロールであるだけでなく、そうした忠告やコントロールに自分から従いにいこうとしてしまう心の動きに対してでもあるのではないでしょうか。

つまり、この句は他者に向けられたものであると同時に、自分にも向けられているのであって、単に無茶を言ってそれを押し通そうとしている訳ではなく、どんな人間の心の奥にも潜んでいるものをあっけらかんとさらして見せてくれているのだと言えます。あなたもまた、いまの自分に必要な言葉を自分で自分に与えていくことを意識してみるべし。

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