今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
回復への欲望
今週のみずがめ座は、こころやからだの奥底で眠っていたエネルギーを交歓させ、混ざりあっていくような星回り。
今日では1932~62年までの約30年にわたりキューバの首都ハバナに実在した、会員制音楽クラブ「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の名も世界的に知られるようになりましたが、実際に彼らが活動していた当時はキューバ国外ではほとんど無名でした。というのも、そこに集まってくるのは普段は木工や靴磨き、葉巻作りなど、わずかな賃金労働に身をやつしながら、貧しい暮らしを余儀なくされていた人々だったから。
それでも、彼らは夜になるとそこでお洒落とラム酒と葉巻、そして音楽とダンスとおしゃべりとを愉しみ、何よりも品格と希望を決して忘れなかったのだと言います。
結果的には、そんな彼らの音楽を録音したミックス・テープが映画監督の手に渡ったことがきっかけに、ドキュメンタリー映画が撮られ、そこですっかり忘れられた存在だった彼らと共に作り上げたキューバ音楽のアルバムはグラミー賞を受賞。一転して栄華の中心に躍り出ていくことになったのです。あなたもキューバの人々の中に流れるラテンの熱い血と、哀愁を帯びた独特のリズムとメロディにのって、存在をダンスさせていくべし。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
心地いいかたまりになる
今週のうお座は、ひとつのかたまりの一部になっていくような星回り。
「ねじやか」は“寝釈迦”で、釈迦涅槃像のこと。「足音がかたまつてくるねじやかかな」(阿波野青畝)では、「足音がかたまってくる」という表現が肝になっています。お参りにやってきた人びとが近づいてくるその足音が、大地にかたまって響き伝わってくるということですが、それを聞いているのは作者の心であるのと同時に、寝釈迦そのものの心でもある。
つまり、ここでは作者と寝釈迦とが一体となっているところから詠いだされているのであり、寝釈迦そのものが生命を得たかのような表現となっているのです。これが完全に寝釈迦の方へと心が移動しきっていたなら、もう少し「待っている」というニュアンスの表現になっていたはずですし、掲句のような微妙なあわいには立っていなかったでしょう。
あなたもまた、自分と対象とのあわいに立っていく中で不意に一体感の深まりを感じていくことができるかも知れません。
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