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[6/14〜6/20の運勢]6月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

2021年上半期の運勢も配信しているので、こちらもぜひチェックしてくださいね♡

2021年上半期の運勢

今週のおひつじ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

自分をケアするということ

今週のおひつじ座は、効率や習慣よりもデリケートな感覚を優先していくような星回り。

「蛍狩夕餉つめたきもの食べて」(大石悦子)という句の意味としては、蛍狩りに行く際の夕餉(ゆうげ)は、温かいものではなく冷たいものを食べて、といったところ。蛍というのは、その年に亡くなった人の数と同じだけの数が発生すると昔から伝えられていて、夏のひと時だけ会うことができるのが蛍狩りなのだということに思い至ると、繊細なところに触れていることが分かるはずです。

水辺の闇を明滅しながら飛び交う青白い蛍の光に、亡き人の思いを託すのなら、自分たちのからだも死者たちにならって少しでも冷たくしておきたい。それがいかに非合理なものであったとしても、亡き人が近しい相手であればあるほど、そう思いたいくなるのが人情であり、人間的な営みと言えるのではないでしょうか。

あなたもまた、心から大切にしていきたいものには、できる限りの丁寧さで接していきたいところです。

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今週のおうし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

終わりなきゲームを楽しむために

今週のおうし座は、継続的で進化していく仕事に気が付いてたら身を投じているような星回り。

宗教学者で無神論者のジェイムズ・カーズによれば、ゲームには明確なルールと定義された終わりがあり、勝つことを目的にプレイする「有限ゲーム」と、プレイし続けるのが目的であり、ルールに難があればゲーム遂行のために変えられなければならない「無限ゲーム」の少なくとも2種類があるのだと言います。

ゲーム・クリエイターのイアン・チェンは、さらに「われわれにとって人生は、締め切り、取引、ランキング、日程、選挙、スポーツ、大学、戦争、ポーカー、宝くじといった有限ゲームに満ちている。有限ゲームで勝っても、ベース・リアリティ(実感の基礎)に立ち戻ることができず、その接点に介在する無限ゲームのフィールドの中で目覚める。われわれが無限ゲームに生きるのは、それが肉体的、精神的な健康とは無関係なベース・リアリティに意味をもたらすからだ」と述べています。

あなたもまた、このように世界をある種のゲームとして捉えた上で、いかに有限ゲームの世界から脱け出していけるかということが一つのテーマとなってくるはず。

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今週のふたご座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

過去を通して今と出会う

今週のふたご座は、精神の原郷へと遡行していくような星回り。

「沙河(さが)」とは中国河南省を流れる長江・黄河に次ぐ第三の大河である淮河の一支流のこと。「沙河にゆきたし六月私は小馬」(阿部完市)では、六月の初夏の体感として、自分は小馬であり、中国の水流豊かな沙河にゆきたいのだと言う。沙河、六月、小馬という一言一言の言葉の連なりそのものが、詩となり透明感のある作品と成り得ている一句です。

ここでは、「沙河」とは具体的な地名や特定の場所というよりも、どこか遠くにある精神の原郷であり、幼年時代のなつかしき世界への遡行を思わせますが、それでいて「ゆきたし」という作者の明確な意志を引き出すものでもあります。

おそらく、これは甘い感傷をさそう現実逃避行をうたったものでも、単に過去を思い出している訳でもなく、かつて現在であった試しのない純粋過去という形式を介して、今この瞬間の現在にはじめて出会おうとしているのでは。あなたもまた、そんなパラドキシカルな回路を通して、生きている実感を感じ直していくことができるかも知れません。

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