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[6/14〜6/20の運勢]6月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

占い
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今週のふたご座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

過去を通して今と出会う

今週のふたご座は、精神の原郷へと遡行していくような星回り。

「沙河(さが)」とは中国河南省を流れる長江・黄河に次ぐ第三の大河である淮河の一支流のこと。「沙河にゆきたし六月私は小馬」(阿部完市)では、六月の初夏の体感として、自分は小馬であり、中国の水流豊かな沙河にゆきたいのだと言う。沙河、六月、小馬という一言一言の言葉の連なりそのものが、詩となり透明感のある作品と成り得ている一句です。

ここでは、「沙河」とは具体的な地名や特定の場所というよりも、どこか遠くにある精神の原郷であり、幼年時代のなつかしき世界への遡行を思わせますが、それでいて「ゆきたし」という作者の明確な意志を引き出すものでもあります。

おそらく、これは甘い感傷をさそう現実逃避行をうたったものでも、単に過去を思い出している訳でもなく、かつて現在であった試しのない純粋過去という形式を介して、今この瞬間の現在にはじめて出会おうとしているのでは。あなたもまた、そんなパラドキシカルな回路を通して、生きている実感を感じ直していくことができるかも知れません。

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今週のかに座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

建て前を本音が裏切る

今週のかに座は、ありえない意味によって、内なる欲求が暗示されていくような星回り。

特に難しい言葉が使われている訳ではなくても、言葉の組み合わせとして不自然だったり、一読してよく意味が分からないということがあります。島尾敏雄の「夢の中の日常」の一節には、次のように記されています。

「私は胃の底に核のようなものが頑強に密着しているのを右手に感じた。それでそれを一所懸命にに引っぱった。すると何とした事だ。その核を頂点にして、私の肉体がずるずると引上げられて来たのだ。私はもう、やけくそで引っぱり続けた。そしてその揚句に私は足袋を裏返しにするように、私自身の身体が裏返しになってしまったことを感じた。頭のかゆさも腹痛もなくなっていた。ただ私の外観はいかのようにのっぺり、透き徹って見えた。」

ここに書かれているようなことは、実際にはありえないし、また、いつかあり得るものでもないために、読んだ側も最初は不明晰な印象を受けます。ただ、次第にこうした事実としてありえない意味が、それを逃れたいという欲求の暗喩になっていることが分かってくるはず。あなたもまた、なんらかの感覚の自己表出に裏打ちされたリアリティを新たに獲得していくことがテーマとなっていくでしょう。

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