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混ぜて置くだけ!「発酵トマト」の作り方と簡単レシピ|料理家 榎本美沙さんが詳しく解説

レシピ

近年、注目を浴びている発酵食品。おうち時間の増加に伴い、みそやぬか漬けを手作りする方も増えました。発酵食品時間は時間がかかるという印象がありますが、もっと簡単に作れたらいいと思いませんか?料理家の榎本美沙さんに、最短1日で作れるという「発酵トマト」の作り方のコツを伺いました。

2. 塩と唐辛子を加える

Photo by akiharahetta
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続いて、塩を加えます。トマト全体に塩をまぶし、ジッパーを閉めてもみ込みます。最後に赤唐辛子を加え、なじませたらしっかり空気を抜きます。

「発酵菌の働きを活発にし、さらに腐敗を防ぐためにも、塩分量はしっかり守ってください。唐辛子を加えるのも、腐敗防止のため。ちぎらずにそのまま加えるだけでいいですよ」

3. 撹拌する

Photo by akiharahetta
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日に数回、スプーンを使って撹拌し、発酵を促進させます。ときどき清潔なスプーンを使って、全体を混ぜ合わせましょう。発酵が進み、袋がプクっと膨らんできたら、そのつど空気を抜いてください。

「袋のふちにトマトが付いたら、きれいにふき取ってください。これも腐敗させない大事なポイントです。清潔にだけ気を付けていただければ、とてもおいしいソースになります」

4. 常温で1〜4日間置く

Photo by akiharahetta
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発酵中は常温に置きます。直接陽の当たらない場所に夏場は1〜2日、夏場以外は4日ほど置くとよいでしょう。消毒した瓶に詰めて冷蔵庫で保存します。

「気温の高い時期はクーラーの効いた部屋に置き、2日以内に作ってください。味見をして、旨味が出ていたら完成です。

一方、あまりに大きい炭酸のような泡が出てしまったら、発酵しすぎのサイン。ツンとした嫌な匂いがする場合も、残念ながら失敗なので廃棄しましょう。発酵を進めすぎないためには、あまり長い時間置かずに、早めに引き上げることが大切です」

発酵トマトが完成したら、どんな味わいなのか試してみたいですよね。しかし、はじめての場合は、どうやって食べればいいのか迷ってしまうところ……。発酵トマトを使ったおすすめのレシピも、榎本さんに教えていただきました!

さっぱりしているのに旨味がすごい!発酵トマトそうめん

Photo by akiharahetta
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「発酵トマトは旨味たっぷりで本当に何でも合うのですが、じつは凍らせて使ってもおいしいんです!

暑い日は冷たいそうめんを食べたくなる方が多いと思うので、凍らせた発酵トマトを合わせてみました。大葉の香りも相まって、さっぱりといただけます。発酵トマトさえ凍らせておけば、思い立ったときにすぐに作れる簡単レシピです」

材料(2人分)

Photo by akiharahetta
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・そうめん……4束
・発酵トマト……1カップ
・大葉……3枚
・ツナ缶……1缶(30g)
・オリーブオイル……適量

下ごしらえ

・大葉を刻み、発酵トマトと一緒にジッパー付き保存袋に入れる。平らに広げて冷凍する

作り方

1. 大き目の鍋でたっぷりの湯を沸かし、袋の表示に従ってそうめんをゆでる。ゆであがったら、流水でもみ洗いし、器に盛る

2. 凍らせた発酵トマトをもんでほぐし、1の上にのせ、汁気を切ったツナとオリーブオイルをかける

刻んだだけのトマトが大変身!まるで新しい調味料みたい

はじめてチャレンジした発酵トマト。本当に簡単に作れました。しかも塩分もちょうどよく、驚くほどおいしくて感激!トマトの青臭さが消え、旨味が強くなった感じでしたよ。

じつは、筆者の家族には発酵食品が苦手な人がいるのですが、まったく気づかず「おいしい!」と言って食べていました。それくらい食べやすいんです。体にやさしい発酵食品を家族に摂ってほしいと考えているママさんたちにおすすめします。

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