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マンションで虫がこない階はある? 盲点となりがちな侵入経路とは

1階に飲食店があるマンションは避ける

ゴキブリは優れた嗅覚を頼りにエサの多い場所を探し当て、そこに集まる習性があります。そのため、ゴキブリが特に好むのは飲食店やコンビニ、スーパーといった食べ物がたくさんある場所です。ゴキブリがたくさん集まると、ゴキブリを食べる虫たちも餌を求めて集まってきます。

1階にこういった食べ物を扱うテナントがあるマンションでは、比較的ゴキブリなどの虫が多い傾向にあるでしょう。周囲に虫が多くいれば、自宅に虫がくる可能性も上がります。

物件をこれから探すのであれば、1階に食べ物を扱うテナントが入っているマンションは避けたほうがよいでしょう。

ダンボールは室外に置く

先ほども紹介した通り、ダンボールの隙間には虫がいる可能性があります。また、ゴキブリなどの害虫にとっては、ダンボール自体がエサになります。通販での商品購入や引っ越しなどでダンボールが出た場合は、室内に放置せず、速やかに処分しましょう。

ゴミ出しまで保管しなければならないときは、室内ではなくベランダや玄関先など室外に置いておくことがおすすめです。ただし、室外であってもゴキブリを寄せ付けてしまう危険があるため、早めの処分が重要です。

近くに公園や森がない立地を選ぶ

先ほども解説しましたが、基本的に緑が多い場所には虫もたくさん生息しています。屋上緑化しているマンションや、近隣に公園や森林、河原など自然豊かな場所にあるマンションは、虫が出やすい環境であるといえます。

同様に、中庭・花壇・家庭菜園といった共用設備を備えているマンションや、植栽を多く配しているマンションも虫が発生しやすいでしょう。

虫が入らないことを第一条件にするのであれば、敷地内や周辺に緑が少ないマンションを探してみてください。ただ、緑が多い環境は人間にとっても過ごしやすいといえます。そのため、虫がこないように対策をとりつつ、緑豊かなマンションに居住することもおすすめです。

室内を清潔に保つ

食べかすや生ゴミはゴキブリやハエの大好物です。そのため、室内にゴミを放置していると、ゴキブリやハエが繁殖しやすくなってしまいます。

食べ物は食事が終わったらすぐに処理し、生ゴミはできるだけ毎日密封した状態で捨てるようにしましょう。虫を寄せつけないためには、とにかく食べ物を放置せず部屋を清潔に保ちます。

ホコリ・髪の毛・ハウスダストなどはダニ類の発生源になるほか、ゴキブリの餌にもなります。少なくとも1週間に1回は部屋の掃除を行い、部屋にゴミや塵が落ちないように心がけましょう。こまめな掃除で部屋を清潔に保てば、害虫対策だけでなくアレルギー対策にもなります。

外界との隙間を塞ぐ

換気扇、水回りの換気口、エアコンの排気口、配管を通すために開けてある壁の穴など、外界とつながるわずかな隙間からも虫は入ってきます。

玄関や窓は開けっ放しにしないよう注意する人は多いでしょうが、こうした小さな隙間は放っておく人もいるでしょう。虫の侵入を防止するには、外界とのほんのわずかな小さい隙間まで、しっかり塞ぐことが大切です。

玄関や窓の隙間、壁の穴は隙間テープで埋め、換気扇や換気口には虫が通り抜けられないフィルターを設置します。エアコンのホース穴などにはストッキングを被せ、外界からの侵入経路をシャットアウトしましょう。

まとめ

虫は配管やエレベーターなどを通じて部屋に侵入する可能性があり、マンションで絶対に虫がこない階というものはありません。

しかし、4階以上になると虫がくる可能性は下がる傾向にあるため、掃除や虫対策をしつつ高層階に住むのであれば、限りなく虫がこない部屋にすることはできるでしょう。

「マンション高層階は虫がこない階だから」と安心せず、しっかりと虫対策を行ってくださいね。

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