今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
生きたリズムを呼び込む
今週のみずがめ座は、「ささやかな遊び」と「ひそやかな愉しみ」をきめ細やかに織り込んでいこうとするような星回り。
山林伐採の労働者たちは、老練になればなるほど入って日が浅いアルバイトの性急さをあざ笑うかのように、ほとんど禁欲的なほど小さな歩調でゆっくりと山道を登り、十分すぎるほどの「食休み」を取りながら、最後まで汗をかかないで仕事を終え、長老格になるとそこに周囲を退屈させない話術さえ加えながら、山を下るのだといいます。
彼らは「山林」という苛酷な環境において、ちょっとしたストレスや焦り、神経の摩耗がどれだけ自分たちの身を危険に晒し、命取りになるかをよく知っており、からだやこころの緊張を和らげるための習慣づけを日頃からよく心がけているのでしょう。
一方、精神科の患者には休息が不得手だったり、ほとんど休息抜きの労働を長時間続けがちで、そのために結果的に働けなくなってしまったような人が少なくありませんし、歴史的にもいかなる職業であれ「ささやかな遊び」と「ひそやかな愉しみ」は存在してきたのです。あなたも、真剣さを休みなく働くことに直結させるのではなく、逆にどれだけそのリズムを健全なものに整えられるかがテーマとなっていきそうです。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
売れるが負けよ
今週のうお座は、「ウザくならない凄さ」を目指していくような星回り。
ある大木が落葉して、葉の茂っている時でも大きく見えた幹がいよいよ大きく見えるようになった。その木を人間に見立てて話しかけ、お前もそのうち切られて臼にされるんだよ、と言ったというのが「落葉して汝も臼になる木かな」(渡辺水巴)の大意。
「馬子にも衣装」といったように、普通はむしろありのままのその人を肩書きやファッション、仕草やふるまいなどで大きく見せがちなものですが、その逆の在り様ということが言われている訳です。例えば、江戸時代中期に生きた木村蒹葭堂(けんかどう)は表向きは大阪の造り酒屋であり、歴史に名を刻むような偉業をなした訳ではありませんでしたが、あまたの学問や知識に精通した当代随一の知識人であり、個人としては最大の知のネットワーカーで、一大文化サロンの主でした。
こういう世に隠れた大人物というのは、いつの時代もいるところにはいるものですが、ネットの発達によってそうした存在を許さなくなってしまった現代社会は、ある意味で社会としての奥行きや豊かさを失ってしまったのかも知れません。あなたもまた、いきなりそうした大人物になる訳ではないにせよ、その前提としての「落葉の大木」という在り方を参考にしてみるといいでしょう。
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