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[10/25〜10/31の運勢]10月5週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

ワナビー天使

今週のさそり座は、語らずして語ることを目指していくような星回り。

枯れ果てて、水面に折れた矢が刺さっているかのような無惨な茎ばかりの姿になった蓮のことを「枯蓮(かれはす)」と言いますが、それ自体が沈黙のうちに、大いに魅力的な語りと成り得ているように思います。

「始まりの終りのなくて蓮枯るる」(山尾玉藻)では、枯れ果てる姿を醜く不気味なものとして見るのではなく、「始まりの終り」すなわち物語が完結しきっていない不完全燃焼感が残っていない見事な姿として捉えているのです。

ここでのポイントは、自分の生きた証しを、権威的な物言いや過剰な装飾によって表わすのではなく、ただその枯れっぷりによってのみ表わすその示し方。俳人においても、俳句は作者の思想や哲学から生まれるのではなく、まず作品が先行し、そこからおのずと滲み出るものが、その作家独自の思想や哲学として誰かに発見されるのでは。あなたもまた、歳を重ねることの醍醐味を追求されていきたし。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

時代的不安との闘い

今週のいて座は、めんどくさくても、意味のありそうなことにはとりあえず泥臭く格闘していこうとするような星回り。

ネット社会での議論というのは、どうしても特定の言葉を抑えれば理解できるという具合に「キーワード化」されていく傾向があります。

ただでさえ何かを「分かる」ということはいくつもの自動ドアをただ機械的に開け続けるようなことではありませんが、自分たちが置かれている現実を巧妙に複雑化し続ける今の日本社会において、少なくとも「簡単に分かる」というイージーな手段に飛びつく習慣はまず最初に捨てるべきものであるように思います。

あなたもまた、惰性的な知性の使い方にいかに見直しをかけていけるかということが問われていくでしょう。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

現実に遊ばされる

今週のやぎ座は、不意に頭がからっぽになっていくような星回り。

ひとりで「何もないとこ」をなんとなく歩いていてつまづく、ということは確かにたまに起こる。あれはどういう理由からかはよく分からないが、感覚的には突然歩き方や足の動かし方がわからなくなってしまった、というのに近い。

そうすると、足そのものや筋肉の問題というより、頭の中の回路や記憶の揺らぎやそれに伴う誤作動のようなものなのかも知れないが、いずれにせよ、それは他の動物に比べて脳の発達に進化の方向性を全振りした「頭でっかち」な人間に特有の現象なのではないか。

「何もないとこでつまづく猫じゃらし」(中原幸子)では、その横で道端の「猫じゃらし」が風にゆられているという訳ですが、それはどこか人間の滑稽さをくくくくくと声に出して笑っているようでもあります。しかし、笑われることで初めて、人間はしがらみや執着から脱け出せるのであって、逆にそういう機会を失った人間ほど憐れでかなしい存在はないのだとも言える。あなたもまた、自身の存在の根底にある悲しさや滑稽さを笑ってもらうだけの余白をもうけていくべし。

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