朝ヨガ=清々しいもの。そう思い、早起きをした朝に取り入れてみたものの、「思っていた感じと違う」「何だかスッキリしない」そんな経験はありませんか? もしかしたらそれ、朝ヨガを始める前のちょっとした習慣で解決するかもしれません。
「朝を制する者は、一日を制する」と、言われるくらい朝の過ごし方は重要視されています。
バタバタと過ごす朝と、ほんの少し余裕を持つ朝とでは、そのあとの過ごし方に大なり小なり違いが生まれるためです。出来ることなら、朝のうちに心や体をまっさらにして、これから始まる一日に備えたいものですよね。そこで役に立ってくれるのが、ヨガ。
姿勢を整え、呼吸を整えることで、自然と心が整ってくるヨガは、一日の良いスタートを切るための手助けになってくれるでしょう。
が、しかし、いざ朝ヨガを取り入れてみたものの、思っていたような清々しさや心地よさを感じられないという声も耳にします。
そんな経験がある方、または、これから朝ヨガを始めてみたいと思っている方は、次の習慣もあわせて取り入れてみてください。
1:部屋の空気を入れ替える
夜のあいだは、窓やカーテンを閉めきった状態で過ごす方が多いでしょう。
すると、起床後の室内は、空気が循環されない時間が長く続いたことで、どこかどんよりと感じられるかもしれません。また、生活臭がこもっていたりすることも。
なのでまず、起床後は窓を開けて換気をし、室内の空気を入れ替えましょう。
朝の空気は、特別に澄んでいて清々しいものです。それを部屋の中に取り込むだけでも、スーッと呼吸がしやすくなるような感覚を得られると思います。
2:朝日を取り込む
部屋の空気の入れ替えをしたら、ぜひカーテンは開けたままで。
というのも、朝ヨガの醍醐味は澄んだ空気と力強い朝日だといっても過言ではないからです。
ヨガには、朝、太陽の光を感じながら、そのエネルギーを受け取るイメージでおこなう“太陽礼拝”というシークエンスがありますよね。たとえその日に太陽礼拝をおこなわないにしても、体に活力を与えて一日を始める準備をするためにも、朝日が持つパワーの恩恵には積極的にあずかりたいものです。
また、朝日を浴びることで体内時計をリセットする効果にも期待できます。結果、睡眠のリズムが整い、翌朝も目覚めスッキリ。朝ヨガを習慣化したいという方にとって、朝日を取り込むのは有効な手段です。
3:口の中を清潔にする
就寝中の口の中は、唾液の量が少なくなって乾燥し、自浄作用が弱まっています。
そのため、起床後の口の中には雑菌がたくさん。一日の中でも、朝が一番口内環境がよくない時間だと言われています。
そのような状態でする呼吸は、スッキリとしたものではないでしょう。水を飲むにしても、口腔内の雑菌も一緒に体に流れ込んでいってしまうので、避けたいところ。
歯磨きをしたり、マウスウオッシュを使ったりして口の中を清潔にすることも、朝ヨガを快適におこなうために欠かせない習慣です。
4:着替えをする
「朝ヨガのためだけに着替えをするのは、ちょっと面倒」だと思うかもしれません。
ですが、着替えは気持ちの切り替えとなるスイッチのようなものです。
今からヨガをして、いい一日にするんだという気持ちで、ぜひ動きやすい服装に着替えてみてください。
そもそも汗や皮脂、汚れが染み込んだパジャマでおこなうヨガは、心地よさからはかけ離れています。脱いだら洗濯機へgo。
5:ヨガマットの周辺だけでも拭き掃除
ヨガマットの上で過ごす時間は、思っている以上にまわりの環境が気になったりするもの。
例えば、ヨガマットを敷いたまわりにゴミやほこりが落ちていたら……。うつ伏せになったり、仰向けになったりするのが躊躇われるのではないでしょうか。呼吸だって、深めたいという気持ちにはなりませんよね。
とは言っても、ヨガをする部屋全体の拭き掃除をするのは、時間がない朝は難しかったりもします。
それならせめて、ヨガマットを敷く周辺だけでもササッと清めておけば、少しは気分も違ってくるでしょう。