無料の会員登録をすると
お気に入りができます

毎回ムダにしているかも。帰省の交通費を少しでも安く済ませる方法

働き方も、恋愛も、生活様式も、全てのあり方が少し前とは違う令和の今。数えきれない変化の裏にある「新マネーハック」を、さまざまな分野の専門家たちが回答します。今回の回答者は、FP(ファイナンシャルプランナー)の丸山晴美さん。

今回のお話「帰省の度にかかる交通費。少しでも節約するには?」

新型コロナウイルスの感染者数が減ってきて、今年の年末こそ帰省したいと考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、帰省の度にかかる交通費って結構高い……。遠方の人にとってはかなり大きな出費になることもありますよね。そんな、「帰省のための交通費」を少しでも節約する方法はないのでしょうか?

picture

手段別に節約方法はさまざま!

帰省にかかるお金、できる限り抑えたいですよね。子連れだと、夜や高速バスは避けて帰省手段を考えるなどさまざまな制約がありますが、独身の若い女性であれば、時間帯や体力面で多少無理ができるので、節約する選択肢はたくさんあります。

今回は、手段別に節約法をご紹介します!

普通列車で帰省できる範囲内なら「青春18きっぷ」を検討してみて

私の場合、「青春18きっぷ」を使って帰省したことがあります。青春18きっぷとは、12,050円でJR全線の普通列車・快速列車・普通車自由席が5回乗り放題になる切符のこと。電車を乗り継いで帰省できる範囲内であれば、こちらを活用するのがおすすめです。

ただし、普通列車を乗り継ぐためかなり時間がかかります。時間に余裕を持ち、座りっぱなしの身体を労ることのできるグッズを持っておくと安心です。

新幹線をお得に乗る方法も!

東海道新幹線で帰省したいという方は「ぷらっとこだま」を活用してはいかがでしょうか。

東京~新大阪間の東海道新幹線「こだま」とワンドリンクチケットが付いて、お得に乗れる方法で、JR東海ツアーズで取り扱いされています。ただし、指定された乗車日・区間・列車・座席に限り利用可能、かつ当日の購入はできないので、余裕を持って準備しましょう!

安さを求めるなら「高速バス」

安さを求めるなら「高速バス」をチョイス。深夜便が一番安価です。関東~関西間の深夜バスの場合、安いものであれば3,000円ほど、高いものだと10,000円ほどが相場です。

ただし高速バスにもランクがあることが特徴。4列標準シートが一番安く、隣の人と距離が空いている3列独立シートや女性専用車両、席がフラットになるタイプなどランクが上がると少し高価になります。

「バス比較ナビ」などのサイトを活用することで、最安値を検索することが可能! そこで安さや時間などを比較して選ぶのがおすすめです。

ただし、安いだけだと安全が担保されていないという可能性も。安さを追求するのもひとつの方法ですが、客層が良くないケースがあります。安全を考えると、少しお金を出してでも女性専用バスを選んだ方が安心かもしれません。

飛行機は比較サイトで最安値をチェック

飛行機の場合は、「トラベルコ」などの比較サイトを使うのがおすすめ。空席のある飛行機をまとめて検索できるうえ、最安値比較などができるので、お得に予約する方法をパッと見て把握できます。

年末年始などの繁忙期は混むので、日程を決めて早めに抑えたいところ。ただし、最安値は早朝便や遅い便になりがちのため、到着後の交通機関との接続などもまとめて考えておきましょう。

他にも、JALやANAには正規運賃の半額で搭乗できる株主優待券を使う方法があります。優待券は、株主でなくとも金券ショップなどで購入できることがポイント。それを使うことで、お得にチケットを購入できるのです。

ただし、先得などの割引料金と併用できないので、どちらがお得になるかをしっかり比較してから買うようにしてくださいね。また1枚つき片道のみの使用になるので、往復で使用する場合は2枚準備しましょう。

さらに、関東の場合は、羽田ではなく成田発のLCCを利用するのもひとつの手。時間と手間を少しかけることで節約できるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

「早割」や「直前割」も活用して

年末年始の帰省は休みの日程が前から決まっていることが多いので、確実に取れる便を見つけ、早めに安いものを見つけて予約してしまうのがおすすめ。「早割」は飛行機だけではなく、新幹線や高速バスにもあるので、余裕を持ってチェックしておきましょう。

ただ、どうしても予定が直前にならないと分からないという方もいますよね。そんな時は「直前割」を活用しましょう! 変更不可などの制約がある場合が多いですが、掘り出しもののお得なチケットが見つかるはずです。

有休を活用して日程をズラすのもあり

年末年始休みは基本的に多くの企業が似たような日程であるため、スケジュール通りにチケットを取ると高額になってしまうことも。

日程を1日ズラすだけでも安くなることがあるので、有休を活用して調整することで節約をかなえられるでしょう。

注意点を押さえて節約しよう!

この他にもライドシェアという方法がありますが、女性ひとりは危険なので避けた方がベター。安くは出来ますが、かなりの最終手段と考えた方が良いでしょう。

そして先ほどお伝えした通り、安すぎる高速バスも女性は避けたいところ。金額と安全度のバランスを考えることをおすすめします。

また、冬場の列車や高速バスは窓側の席は、すきま風が吹いて意外と寒さを感じることも。利用する際には対策を考えておくと快適に過ごせるでしょう。節約しつつ、気をつけて帰省してくださいね!

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ