菅田将暉さんが、『オールナイトニッポン』のパーソナリティー卒業を発表。リスナーからは寂しいと惜しむ声も…。
20日、俳優の菅田将暉さんが、パーソナリティを務めるラジオ『菅田将暉のオールナイトニッポン』を、今期いっぱいで卒業することを番組内で発表。惜しむ声があがっています。
■自ら卒業を決意
番組内で「大切なお知らせをさせていただきますので」と、真面目なトーンで切り出した菅田さん。「菅田将暉、3月いっぱいで『オールナイトニッポン』を卒業します」と報告しました。
通常、改変などでの卒業発表であれば2月頃が一般的ですが、12月というタイミングでの発表にいたった理由については、「僕のほうから『ちょっと卒業しようと思ってるんです』っていう話をお伝えしました」と説明。
番組側からではなく、菅田さんの意思で卒業を決意したため、「なので、僕のワガママですね。それを受け入れてくださったという形になりました」と明かしました。
■体力面に影響も…
また、卒業の理由については「本当にシンプルに、体力面です」と説明。
同番組の放送時間は毎週月曜日の深夜1時~3時の生放送で、菅田さんはいつも、リスナーとのハイテンションなやり取りを繰り広げていました。
しかし、そのテンションとトークを維持するために、いつも頭の中もフル回転だったため、寝るのが4時~5時になっていたそう。さらには、その生活リズムのまま週末金曜日までを過ごしていたそうで、それが俳優業に少なからず影響が出てくるようになったのだとか。
もちろん、俳優業とラジオパーソナリティーを務めることの大変さは就任当初から分かっていたようですが、それでも挑戦したいとの思いから始めてみて、気がつけば5年の月日がたっていたのだそう。
ラジオを始めた当初、23歳だった菅田さんも今では28歳。「体調を崩すようなことにならないためにも、一個区切りをつけんとな」という思いがあると語りました。
■「嫌いになってまうなって思った」
放送時間を変えて続けるという選択肢もあったそうですが、俳優として作品に入る際「よくも悪くも没頭していく作業なので、他のものを入れたくない」という思いもあるという菅田さん。
心身ともに余裕のある時はラジオがいい切り替えになっていたものの、タイトなスケジュールで余裕がなくなってくると、たまに危ない瞬間もあったそうで、「どんどんこれからこなしてく作業になってく。それは全てに良くない。嫌いになってまうなって思った。ラジオを含め、表に出ること」と、良くない方向へ向かっていく不安も吐露します。
しかし、ラジオについては「一生やらないわけでもない」とも明言。今後も、機会があればまたラジオをする可能性も示唆し、「このラジオをへて得た、いろんなものってのは計り知れない。感謝しています」との思いを伝えました。
■ファーストサマーウイカさんも「寂しい」
なお、同番組の後枠、『ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)のパーソナリティーを務める女優・ファーストサマーウイカさんは、番組冒頭「寂しいよぉー! 菅田ぴち兄やんのおらへん月曜日なんて考えられへんやんなぁ」とコメント。
リスナーからも「自分が芸能界、番組の終了で泣く人になるなんて思ってなかった」「俳優業が本当に忙しいのにこれだけ長く続けてくれた事が何より嬉しい。本当にありがとうございます」など、卒業を惜しむ声やねぎらいの声が。
一方で、「次は誰が月曜日のオールナイトニッポンやるのだろうか?」と、次のパーソナリティーを気にする声もあがっています。