キャベツが余ってしまったら
いくら大量消費が可能なレシピでも、1玉買えば余ってしまうことはありますね。そこで、生のキャベツをおいしく保存する方法を伯母さんに伝授していただきました。
活用するのは、いつも捨ててしまいがちなキャベツの外側の葉です。キャベツを保存するとき、ラップに包む人が多いかと思いますが、その代わりに外葉を使うことで品質の劣化を防げるのだそう。
キャベツの味が損なわれる原因のひとつは乾燥です。水分量の高い外葉で使いかけのキャベツを包めば、自然の保湿力で乾燥を防ぐことができます。春キャベツを買ったら、さっそく外葉を捨てずにもち帰るようにしましょう。
ザワークラウトスープのレシピ
材料(2人分)
・ザワークラフト……150g
・ソーセージ(斜め切り)……2本分
b. 水……3カップ
b. 豆ミックス……80g
b. ローレル……1枚
・オリーブオイル……適量
・塩……少々
・こしょう……少々
作り方
1. 材料を炒める
鍋にオリーブオイルを熱してソーセージを炒めます。油が回ったらザワークラストを入れます。
「最初に動物性食品を入れると旨味がしっかり出て、より食べ応えのあるスープに仕上がります。ソーセージは丸のままでもいいですが、カットしたほうが切り口から旨味成分が出やすくなりますよ。ソーセージ以外にハムやベーコンでもOKです」
2. 煮立たせて味を調える
鍋に(b)を入れ中火で煮ます。豆がやわらかくなったら、塩こしょうで味を調えます。
「味付けするときに、ザワークラストの漬け汁も加えるとさらに旨味がアップします。物足りない人はコンソメを追加で入れてみてくださいね」
酸味が強すぎないやさしい味わいで心も体もほっこり
塩こしょうだけとシンプルな味付けなのに、ザワークラウトの旨味がきいて、食べ応えのある一杯になりました。酢入りのザワークラウトを使っていますが、酸味が強くなくやさしい口当たりなので、子どもから年配の人まで多くの世代に好かれそうな味わいです。
「このザワークラウトはレタスと混ぜて、オリーブオイルをかければ簡単なサラダの完成です。鶏むね肉とも相性がよいので、炒め物にしてもおいしく食べられますよ」と伯母さん。アイデア次第でいろいろな料理に活用できそうですね。
スープからサラダ、炒め物まで使い勝手の良いザワークラウト。春キャベツの時期だけでなく、年間通して作り置きしておきたい常備菜でした。
明日は「キャベツとにんじんのコールスロー」をご紹介
さて、明日紹介するレシピは「キャベツとにんじんのコールスロー」です。水っぽい仕上がりにならないようにするにはどうすればいいのか、すぐにマネできるコツまでしっかりご紹介します。お楽しみに!
取材・文/大瀧亜友美
企画・撮影/植松富志男(macaroni 編集部)