こんにちは、スーパーの青果部で働くヨムーノライターのテツです。
スーパーに行くとついついたくさん買ってしまい、予算オーバーになることってありますよね。じつはお店では、購買心理学をベースに「つい買いすぎる工夫」がされているのです。
自然と、来店した人に、1品でも多く商品を買ってもらう仕組みに。
そこで今回は、「スーパーの戦略にハマらない!賢い買い物術」を紹介していきます。ポイントはたった4つだけ!月5000円ほど食費が減りますよ。
節約に効く買い物術①1ヶ月ごとの食費予算を設定する
節約をしたい方は、まずは1ヶ月ごとの食費予算を設定しましょう。
もちろん細かく家計簿をつけられたらいいですが、そこまでするのは面倒くさくて続かなくなる方も多いと思います。
まずは1ヶ月の食費予算を設定し、1ヶ月分のレシートを財布にためて、月末にいくら使ったのかを確認するだけでも意識が変わってきます。
ちなみに食費は収入の15%以内で設定するのが理想と言われています。しかし、各家庭でそのあたりの基準は違うはずなので収入と固定費などの支出から理想の予算を出してみましょう。
理想の予算と現実を知ることでどのくらい食費を削るべきか分かるはず。もしくは現状で問題ない場合もあるかもしれません。
現状に問題があって、節約が必要そうな方は買い方を工夫しましょう。
【節約効果アップ】「買い物の予算」が決まれば「ムダ買い」防止!
月予算が決まったら、買い物の回数で割ると、1回の買い物で使える金額が見えてきます。
たとえば週1回まとめ買いする人なら、月予算を4~5で割るだけ!
買い物に使える予算が見えると、ムダに買ってしまうことがなくなります。
節約に効く買い物術②「野菜コーナー」はスルー!「肉・魚」から買い回る
スーパーでは野菜コーナーから鮮魚コーナー、お肉コーナーの順番でレイアウトを作っている場合が多いですが、バカ正直に野菜コーナーから買い回る必要はありません。
最初に野菜コーナーから回ることで、特売の安い野菜・果物をついつい手に取ってしまいます。
人は入店してすぐカゴに安い商品を入れることで購買意欲が増し、財布のヒモが緩んでしまう性質があります。その後の肉・魚・惣菜売り場で単価の高い商品をたくさん買ってしまうという訳。
このようにスーパーは人の心理的性質を計算して、野菜コーナーを入口に配置しています。
また野菜コーナーの中でも特に入口に近い場所には「スポットコーナー」と呼ばれる特売商品などの激安商品を置いている店も多いんです。
これも入店直後なるべく早いタイミングで、商品をカゴに入れさせようとする作戦の一つ。
【ここに注意】入り口付近の特売・お菓子コーナーで財布のひもを締める
ドラッグストアが入り口付近に採算が取れていないような激安のお菓子を配置しているのも同じ理由。お菓子を薄利多売で売っても店内の薬を一緒に買ってもらえれば十分利益は取れますからね。客寄せも兼ねてますが、客単価を上げる目的があるんです。
【節約効果アップ】単価の高い肉・魚から買えば「ついで買い」が消える
そのスーパーの戦略を逆手に取ると、店内の奥まで入って肉や魚など大きい額のものを先にカゴに入れることで、財布のヒモが閉まり無駄遣いを防ぐことができるんです。
小売店の戦略を逆手に取ってお肉・鮮魚コーナーから買い物を始めましょう。お肉やお魚は単価が高いのでカゴに入れた瞬間から財布のヒモが閉まり、ムダなついで買いを防ぐことができます。
節約に効く買い物術③「肉・魚」の後は「調味料・朝食セット」を買う
お肉コーナーや鮮魚コーナーを回ったら、次は「必ず必要なもの」を買い揃えましょう。
必要なものは各家庭によって若干違うかもしれませんが、定番は牛乳、食パン、お米、卵といった「朝ごはんに必要な食材」、そして醤油や塩などの調味料、油などでしょうか。
これらは地味に「毎日の食卓に欠かせないもの」なんです!