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占い

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今週のおひつじ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

うずき、ほどく

今週のおひつじ座は、ふところで熱をもってうずいているものを指し示していくような星回り。

『好きなものは玻瑠薔薇雨駅指春雷』の作者・鈴木しづ子は、戦後の混乱期に彗星のように現われ、消えていった女性俳人。掲句はいずれも文学少女的な嗜好が強く現れた語を並べたもので、一見してそこに特別な印象は受けません。

しかし、掲句が収録されている句集のタイトルである『指輪』とセットとなっている「指」という語に着目してみると、他の語と違って、「指」だけが唯一、肉体性を伴ったなまなましさを持っており、そこに作者がさりげなく自身の真実を託したのではないかと解釈しても、それほど的外れではないでしょう。

今週のあなたもまた、そうした繊細さと大胆さのはざまで揺れ動いていくことになるはずです。

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今週のおうし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

神聖なる怠惰

今週のおうし座は、一時的に日常ではないどこかへ連れ去られ、洗い流されていくような星回り。

人間はポジティブな知的活動や生産行為を営む一方で、かくも自失や退嬰を求めるアクションを起こさずにはいられないのは、一体なぜだろうか。

この問いに対し、深層心理学者は「タナトス(死の欲動)」を持ち出し、大脳生理学者はシナプスやA10神経、脳内麻薬物質とそのレセプターを検証し、民俗学者はハレとケの境界線を失った近代社会においてハレの祭りを踊る上で「もの憑き」が起こる必然性を説くだろう。ただ、しょせんは“文体”の問題に過ぎず、体験する側にとって問題となるのはその純度や貴賤だけなのだ。

今週のあなたもまた、できるだけ純度が高く、可能な限り卑しくないその体験をこそ求めていきたいところ。

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今週のふたご座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

蝶を放つ

今週のふたご座は、確からしい枠の外へと、あえてはみ出していこうとするような星回り。

『方丈の大庇より春の蝶』(高野素十)は、京都の龍安寺で作られた一句。完璧なものに感じられる光景に、作者はあえて「春の蝶」と書き加えた。なぜか。

「大庇“より”」と言いさらに「春の」と続けることで、あえてのどかな緩急を強調したのも、目の前の歴史的遺産の社会的価値の重みから、読者を、そしてみずからを自由に解き放たんとする試みだったのかも知れません。

今週のあなたもまた、掲句の「春の蝶」のように、予定調和の世界をみずからの手と想像力によっていかに崩していけるかが問われていくでしょう。

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