今週のさそり座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
富める者であれ
今週のさそり座は、マネーの蓄積のためではなく、富の活用のために働いていこうとするような星回り。
高度な訓練を受けている宇宙飛行士は、チームワークや問題への柔軟な対応能力が高い。宇宙船に乗れる人数の制限なども相まって、宇宙での活動は「分業」というよりも「協働」により近いものとなり、しごく合理的にできています。一方、地上で生きる私たちは、巨大な産業構造とセットの分業体制は、ほとんど奴隷状態の少々おしゃれな変形にすぎません。
かつて発明家で思想家のバックミンスター・フラーは、たとえば難破船のような極限状態では、富はもはや預金通帳の額面とイコールではなくなり、「未来に向かってエネルギーの再生がうまくいくようにする能力」であり、「なにかを始め、干渉されずに行動していく自由度を高めてい」けるような関係に他ならないのだと喝破してみせたのです(『宇宙船地球号操縦マニュアル』)。
あなたにとっても、閉じた分業から開かれた協働への移行していけるかがテーマとなっていきそうです。
今週のいて座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
新たな小宇宙にて
今週のいて座は、長い夢から目を覚まさせてくれた呼び声に、応えていこうとするような星回り。
『烏(からす)啼き長き昼寝の覚めにけり』は、作者・木村蕪城が病気で療養していた際に作られた一句。掲句に深みをもたらしているのは、「長き昼寝」という表現以上に、「烏啼き」によるところが大きいでしょう。
古池に飛び込んだ蛙のたてた“水の音”よろしく、この「烏」の啼き声は読者のこころに余韻ある響きを残し、それは現実の世界と夢の世界の双方へと水波紋のように広がっていくはず。つまり、烏の啼き声以前と以後とで何かが決定的に変わってしまったのです。
あなたもまた、できるだけ深い余韻を残してくれる響きに浸ってみるといいでしょう。
今週のやぎ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
部屋との交わり
今週のやぎ座は、環境に形作られていく自分であろうとするような星回り。
アーティストと言えば仕事部屋が汚いというのが世の常識のようになっていますが、ずっと昔はそうでもありませんでした。優れた職人であるほど乱雑さとは無縁だったのです。
ただし近代社会に入ると、やがて彼らは職人であることをやめてアーティストとなったとき、その制作環境もロールモデルと共に大きく変わっていったのでしょう。書類や資料の山などは、不快なノイズどころか、むしろインスピレーションの呼び水として、あって然るべきものとなっているように思います。
あなたもまた、これからの時代に即した環境づくりやモデル設定に改めて取り組んでいきたいところです。