ヨガの手順
1. 正座の状態から、両手をからだの前につきます。
2. 息を吐きながら、ひじとおでこを床につけます。両腕は楽な位置に置き、からだの力は抜きましょう。手のひらを上向きにすると肩をゆるめる効果も。
3. この姿勢のまま、3~5呼吸キープします。おなかが圧迫されてつらい方は、左右のひざを開いて、その間におなかを入れると呼吸が楽にできますよ。
自律神経を整える生活習慣
自律神経のバランスを整え、快適に日々を過ごすためには普段の生活習慣の見直しも大切です。ここでは、自律神経を整える生活習慣のポイントを3つご紹介します。
女性ホルモンを整える食材を積極的に摂る
自律神経を整えるには、密接な関係にある女性ホルモンの分泌をサポートする食材を取り入れた食生活がおすすめです。
大豆に含まれるイソフラボンには、女性ホルモンに似た働きをする作用があるとされています。納豆や豆腐、豆乳、味噌などを積極的に食事に取り入れましょう。
加齢とともに減少するエストロゲンの分泌を促し、ホルモンバランスの乱れによる不調を緩和する効果が期待できます。
適度な運動習慣を取り入れる
適度な運動は自律神経のバランスを整えることに役立ちます。
スロージョギングやウォーキング、ヨガやストレッチなど、筋肉への負荷が軽い有酸素運動がおすすめです。ほどよくからだを動かすことで筋肉の過緊張がゆるみ、副交感神経が刺激されてリラックスできます。
また、運動には血流を促進し、加齢や女性ホルモンの影響により低下する筋力を補うことで、代謝を高める効果も期待できます。
自律神経の乱れには漢方もおすすめ
「自律神経の乱れによる不調を根本から改善したい」
そんな方におすすめしたいのが、漢方薬を取り入れた内側からの体質改善です。漢方薬は、生薬の力で心とからだ全体の働きを良くし、症状を根本から改善することを得意としています。
また、漢方薬は、ストレスなどで心身が疲労していることでおきるさまざまな症状の治療にも使われており、気力がわかない、疲れるなどの症状も改善させていきます。
さらに、自然由来の漢方薬は、効果と安全性が認められているのです。
漢方薬の力で、体内バランスを整え「良い体質」を取り戻すことは、女性ホルモンの影響で揺らぐ女性の心とからだの健康づくりにとても効果的です。
女性ホルモンバランスをサポートする漢方薬
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
冷え性で、しっかりとした体格の方におすすめです。
血行をよくして熱のバランスを整える作用があります。肩こりのほかにもめまい、冷え、のぼせなどの諸症状に用いられています。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
冷え性で、体力がなく、筋肉が少ない方におすすめです。
血(けつ)の不足を補い、血や水(すい)の巡りを良くします。ホルモンバランスを整え、さまざまな婦人科トラブルを改善します。
漢方薬を選ぶ際の注意点
漢方薬はあらゆる人に何らかの効果をもたらしますが、重要なポイントは、自分の状態や体質に合った生薬を選んでいるかどうか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が起こることもあります。
どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるのはなかなか難しいですが、最近ではAI(人工知能)を活用した「あんしん漢方」のようなオンライン相談サービスも登場してきました。
AIを活用し、漢方のプロが自分に適した漢方を見極めてお手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が可能です。是非活用してみてください。
自律神経を整えて心もからだも快適に
自律神経を整えるヨガポーズと生活習慣のポイントをご紹介しました。