業務スーパーで密かな人気の芋圓(ユーユェン)。タロイモから作られた台湾伝統の甘味のひとつで、豆花やかき氷のトッピングとして台湾を旅行した日本人からも親しまれています。ゆでるだけで手軽に味わえる芋圓を使った夏向きスイーツ2種をご紹介します。
ネクストタピオカ!? 芋圓を業務スーパーで確保!
日本からほど近く、旅行先としても人気の高い台湾。ダージーパイやタピオカなど、昨今では台湾グルメも大ヒットを連発しています。
そんななか、業務スーパーにて台湾スイーツに欠かせない「芋圓(ユーユェン)」を発見。台湾スイーツのトッピングとして使われ、モチモチとした食感でネクストタピオカとも称されています。
業務スーパー「芋圓」
価格/248円(税込)
一時期のブームこそ落ち着きましたが、いまでもタピオカのモチモチは私たちの心をわしづかみにしてやみません。そんななか、ネクストタピオカと言っても過言ではない台湾スイーツが「芋圓(ユーユェン)」です。
名前だけではピンと来ない方でも、パッケージにプリントされた台湾スイーツを見れば思い出すのではないでしょうか?かき氷や豆花にトッピングされている、丸くてモチモチなアレです。
タピオカがキャッサバから作られるのに対し、芋圓の原材料はタロイモとさつまいも。タロイモは日本ではあまりなじみがありませんが、サトイモ科で熱帯アジア、オセアニアで栽培されています。
袋から取り出した芋圓は、お世辞にもおいしそうには見えないビジュアル。ベージュと黄色の小さな小さなマシュマロのような見た目です。指でつまんでみると粉っぽさ満点。ゆでる前なのででんぷんが糊化していないようです。
作り方は? 3分ゆでて冷水でしめる
業務スーパーでは冷凍で販売されており、食べる前にゆでる必要があります。鍋にたっぷりの湯を沸かし、芋圓を入れて中火で約3分ゆでます。ざるで引き上げたら冷水でしめ、水気を切ったら準備完了です。
砂糖が入っていないので冷しすぎると固くなり、おいしさが半減するので冷しすぎには注意してくださいね。また、ゆでてしばらく置くと芋圓同士がくっついてしまうので、すぐ使うか水をかけてからトッピングに使うとよいでしょう。
芋圓はこう食べる!夏におすすめなスイーツ2選
1. 豆花やかき氷にトッピング
台湾でよく食べられる芋圓スイーツといえば、豆花(トーファ)ではないでしょうか。やさしい甘さの豆乳をゆるく固めてフルーツやあずきをトッピングしたもので、湿度の高い台湾でのどを潤してくれる人気スイーツです。
小さ目のボウルにすくった豆花、芋圓、あずき、アイスクリームをトッピングしてみましたよ。芋圓をトッピングしただけで、がぜん台湾っぽさが出ますよね。
豆花と芋圓をすくって口に運ぶと、つるつるモチモチ。一瞬にして台湾に来た気分に浸れます。芋圓そのものはほとんど甘さがないので、シロップをかけたりあんこやアイスクリームで甘さをプラスするとよいでしょう。豆花がなければ杏仁豆腐でもおいしくできそうですよ。
ちなみに白と黄色の2色が入っていますが、色が違うだけで特に味に違いはありませんでした。
2. タピオカドリンク風
もちもち食感が特徴なら……と、タピオカ風のドリンクを作ってみましたよ。本来タピオカは黒糖ミルクティーで作られますが、今回は甘酒を豆乳で割ってお手軽に。
タピオカよりもややしっかりとしたモチモチ感があるので、食べごたえ満点。ただし、やや粒が大きいのでタピオカ用のストローで吸うのはむずかしそうでした。
味のない芋圓はどんなドリンクとも相性がいいので、お好みのドリンクで試してみてくださいね!