毎食食卓にのぼる「飯わん」は、炊き立てのごはんを包み込む相棒。お気に入りの飯わんなら、ごはんがいつもの何倍もおいしく感じるはずです。食事の時間が楽しみになる…そんな飯わんを5品セレクトしてご紹介します。
muccinpurin
愛でたくなる「飯わん」をセレクト
毎朝、毎食使う飯わんだからこそ、手にしっくりと馴染む、お気に入りを使いたいもの。つやつやの炊き立てごはんを味わうために、新調してみませんか?
飯わんとひとことで言っても、質感や色はまったく異なるもの。今回は、炊き立てごはんが似合う飯わんを5種類セレクトしてみました。
1. 宋艸窯「しのぎのお碗 」
3,500 円(税抜)
手に持つからこそ、しっくりと馴染むものを選びたい。そんな願いを叶えてくれるのが、宋艸窯(そうそうがま)の「しのぎのお碗」です。
手でひとつひとつ削られた"しのぎ"は、釉薬の色によってさまざまな表情を見せてくれます。
やわらかな表情を持つ「わら白」、その色の深さに見惚れる「緑」、光の加減によって見え方が変わる「紺」、甘さを控えたシックな仕上がりの「マット赤」、和洋問わず合わせやすい「白(粉引)」の全5色。
鹿児島の桜島のほど近くに位置する姶良市で、親子二代で作陶されている宋艸窯。手作業ならではのゆらぎを含んだしのぎが、さらに温かみを増しているように思います。
カラフルなのに、落ち着きがあるのはこのおおらかなしのぎのおかげ。土の表情を活かした飯わんです。
2. 九谷青窯・徳永遊心「輪花つなぎ 飯碗」
2,200 円(税抜)
ちょこんとした小ぶりなフォルムがかわいらしい九谷青窯・徳永遊心さんの「輪花つなぎ 飯椀」。カラフルな色絵を得意とする徳永さんの作品では珍しい、純白に藍色の花の仕上げが逆に新鮮に感じます。
和にも洋にもその時々で表情を変える飯わんは、ぜひごはんだけでなくカフェオレやスープ、グラノーラなど幅広く活躍させてほしいひと品です。
ワクワクするようなポップな模様は、食べ進めるうちにも……。ごはんを完食すると底に現れるのは、かわいらしいつぼみ。子供でなくても残さず食べたくなる、うれしい心遣いです。
裏返してもしっかりと見える輪花模様は、食器棚にしまうときまでワクワクさせてくれます。
3. 九谷青窯・徳永遊心「色絵菊 飯碗」
2,600 円(税抜)
こちらも九谷青窯・徳永遊心さんの飯わん「色絵菊 飯碗」。先ほどの「輪花つなぎ」とはまた違った、元気の出そうな明るい黄色の菊が印象的なデザイン。
少し高さのあるフォルムで、縁が外側に反っているのが特徴。このほんの少しの反りが、口当たりをよくしてくれます。
炊き立てホカホカのごはんの白に、明るく映える黄色の菊。墨絵のような手書きの菊葉がまた愛らしくキュートですね。
朝の眠気も吹き飛び、夜は一日の疲れを癒してくれる、そんな飯わんです。