料理によく使う食材のひとつ、玉ねぎを切るときに、目が痛く涙が出てしまうことはありませんか? 実は涙を出にくくする方法はいくつかありますが、本当に出なくなるのでしょうか。実際に試してみました。
玉ねぎを切ると涙が……
料理を作る際に玉ねぎを切ると、目がツンと痛くなり涙を流したことがある方も多いかと思います。玉ねぎを切ると涙が出るものと諦めていたのですが、涙がでない方法があると聞き、これまで試したことが無かったので、本当に効果があるのか試してみました。
玉ねぎを切ると目が痛くなる理由
ところで玉ねぎを切ると目が痛くなる理由はなぜなのか調べてみました。玉ねぎには「硫化アリル」という成分が含まれていて、玉ねぎを切るとこの成分が目や鼻などの粘膜を刺激することで涙がでます。この硫化アリルを防ぐことができれば、涙が出なくなるそうですよ。
【方法1】電子レンジで温める
皮を剥いてラップに包み、20秒ほど電子レンジで加熱した後に玉ねぎをカットしてみると、確かに目は痛くなりませんでした。ただ、熱を加えているので玉ねぎのシャキシャキ感が減っていました。生で楽しむ場合には避けたほうがいいかもしれません。
【方法2】冷蔵庫で冷やす
皮を剥いてラップに包んで1時間ほど冷蔵庫で冷やしておきます。冷蔵庫から出して手早く切ってみました。そのまま切った場合よりは目は痛くなかった気がしますが、やはり少し目が痛くなりました……。
【方法3】口呼吸をしながら切る
玉ねぎからでる硫化アリルは粘膜を刺激するということなので、鼻で息をせずに口でのみ息をしながら切ってみました。特に道具も使わない原始的な方法かと思われたのですが、実際に目が痛くなりづらく、涙が出にくかったです。
実際に試してみた結果は
玉ねぎを切ると目にしみるのは当たり前と諦めていたのですが、簡単な方法で涙が出づらくなる方法がありました。
その中でも、方法3の「口呼吸をしながら切る」は普段の調理時間と変わらず、切るときに口呼吸をするだけの方法なので、一番手軽で実用的である気がします。玉ねぎを切ったら涙がでるのは当たり前ということではないのですね。
完全には防げなくても、涙を出にくくすることができるということが分かったのは嬉しい発見でした。もし玉ねぎを切る際に目が痛くて困っているという方は、試してみてくださいね。