「体の小さめな子」にはどう接してほしい?
体格が同年代の子どもよりも小さく、疲れやすかったり同じことができなかったり、行動や食事を食べるのが遅いなど、集団生活の中で過ごすことが心配な保護者の方もいるでしょう。どのように先生に伝えたらよいのでしょうか。
・体が小さめなので、食べるのがゆっくりで少食です。また、行動がゆっくりだったり疲れやすいこともあります。
・給食は量の調節をしていただけると、みんなと一緒にごちそうさまができるようで、先生のご配慮に喜んでいました!ありがとうございます。
・なかなか他の子どものように動けなかったり、疲れやすかったりと体力面で不安があります。手をつないで一緒に歩いたり、行動の節目に声をかけてあげると安心し、動きが早くなります(笑)
体が小さい子は目もかけやすく、先生はきっとすでに配慮してくれているかもしれません。
そんな時はお礼も兼ねてのお手紙が良いかもしれません。先生の配慮を家庭でも気づいてくれていると感じると、きっと先生もうれしいはずです。
お願いしたのにあまり実践してくれていないと感じる時は?
配慮をお願いしたのに、なんだかちゃんと見てくれていない気がする…。
そんな時は、少し日にちを置いてから「園での様子はどうでしょうか」と聞いてみましょう。それだけで、また対応をしてくれるようになるものです。
何度お願いしてもなかなか実践してくれていないと感じる時は、担任に時間を作ってもらい、ゆっくりお話ししてみましょう。
それは、クレームではなく「お願い」です。保護者も子どもも安心し信頼した気持ちで通園できるように、繰り返しお話をしていきましょう。
園は「保護者のお願い」をどう受け止めているの?
保護者のお願いを聞き、嫌がる先生はいないはずです。先生方もプロとして子どものことをよく知り、より良き対応をしたい、保護者に信頼してもらいたいと思っているはず。
子どもの事を聞くのは情報を得られるため、保育に活かすことができ、話すことで保護者や子どもとの信頼関係も深まります。
決して文句・クレームをつけるというような態度ではなく、先生と子どもの事を話すという姿勢でいれば、先生も親身になって聞いてくれることでしょう。遠慮するとモヤモヤするもの。たくさん子どものことを話しましょう。
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園の先生たちも子どもとともに少しずつ成長していくものです。特に若く経験の浅い先生は、子どもを見る目や保護者の気持ちについてまだまだ経験不足です。
大きな心で、先生を育てるような気持ちも持ちながら、たくさん子どものことを話し、伝え、お願いしていきましょう。