短期集中型のトレーニングで、高い脂肪燃焼効果が期待できると、今注目を集めている「HIIT(ヒット)」。その火付け役となったのは、実は日本の研究者だったのです!今回は、HIITとは何か、また自宅でもできるトレーニングをご紹介いたします。
HIIT(ヒット)について
HIITとは
HIITとは、高強度インターバルトレーニングのこと。強い負荷の筋トレを20秒行っては10秒休む、というのを4種目、2週分繰り返すという運動です。
有酸素性エネルギーも無酸素性エネルギーも同時にかつ、最大に刺激されるということがポイントです。
HIITのメリット
短時間でも効果が期待できる
HIITは20秒の高強度の運動と、10秒の休憩を繰り返すトレーニング法で、4分間で終了するといった短時間でできることが、忙しい人にもピッタリです。また筋肉中に存在する糖の消費率が高くなり、その結果、脂肪が燃えやすい状態になるとされています。
また、HIITにより心肺機能が向上すれば、基礎代謝のUPも期待でき、内臓脂肪の減少にもつながります。
運動後もアフターバーン効果が期待できる
高強度の運動で体が酸素不足になったとき、酸素不足を補おうとより多くの酸素を使用します。その結果、運動後数時間は代謝が高い状態が続くという効果のことを、アフターバーン効果と言います。この効果により、より多くのカロリー消費が期待できるのです。
心肺機能向上効果も
短時間で高強度なトレーニングを行うためには、運動中にも多くの酸素が必要とされます。その結果、肺は効率的に体内に酸素を取り入れようとし、心臓は酸素を全身に届けようとすることで、心肺機能の向上が期待できます。
HIITに影響を与えたのは日本人?
タバタトレーニング
タバタトレーニングとは、1980 年代に、日本のスピードスケートナショナルチームのヘッドコーチであった、入澤孝一氏が考案されたもので、現在のHIITの流行に影響を与えたとされています。
この研究の有効性と有用性を発表したのが「田畑泉氏」であったことから、タバタトレーニングと名付けられました。
次は、自宅でもできるHIITをご紹介いたします!
ジムに通わなくてもOK 自宅でできるHIITをご紹介!
スクワットジャンプ
足を肩幅に開いて、真っ直ぐに立ちます。
両手は頭の後ろに添え(できなければ、腰でもOK)、太ももが床と平行になる位まで、腰を落とします。
体が前に倒れこまないようにしながら、まっすぐな姿勢を意識してジャンプします。
これを、繰り返します。
プッシュアップ(腕立て伏せ)
うつ伏せになり、肩の真下に手のひらが来るように置きます。
肘を伸ばし、上体を真っ直ぐになるよう持ち上げます。
次に、肘を曲げて、床につかないところまで上体を下ろします。
これを、繰り返します。
バーピージャンプ
直立した状態で立ち、その場にしゃがみこんで、両手を地面につけます。
両足を後ろに伸ばして、腕立て伏せの姿勢になります。
足を戻して、しゃがみこんだ姿勢に戻り、そのまま真上にジャンプします。
これを、繰り返します。
クランチ(腹筋)
仰向けの状態で、浮かせた足が床と平行になるように膝を曲げます。
両手はお腹の前で組み、おへそを見るように上肢を丸め込んで、頭を膝に近づけます。
ゆっくりと元の状態に戻します。
これを、繰り返します。