生のまま食べるとシャキシャキ、加熱するとほくほく、すりおろすととろとろネバネバ…と調理法によってさまざまな食感を楽しめる食材である長いも。美味しいのはもちろん、ダイエットや美容にうれしい効果も期待できる食材です。そこで今回は、長いもの栄養パワーや基礎知識、おすすめレシピをご紹介します。
長いもの栄養効果とは?
食物繊維で腸内環境改善!
長いもには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は人の消化酵素で消化されず大腸まで達する食物中の成分であり、便のかさを増やして腸の蠕動運動を促進して便秘を予防・改善し、腸内で発生した有害物質の排出を促します。
アミラーゼで消化促進!
長いもにはでんぷんの消化を促すアミラーゼという消化酵素が含まれています。じゃがいもやさつまいもなどのいも類が生で食べられないのに対し、長いもが生でも食べられるのはアミラーゼが多く含まれているためです。
アミラーゼは唾液にも含まれる消化酵素で、消化を促し胃もたれなどを防ぐ効果が期待できます。
カリウムでむくみ解消!
長いもに多く含まれるカリウムは、人体に欠かせないミネラルの一種でナトリウムの排出する作用があります。
そのため、塩分を摂り過ぎることで起こるむくみの予防・解消につながり、ダイエット効率を上げる効果が期待でき、さらに高血圧予防にも役立ちます。
長いもの選び方・保存方法
美味しい長いもの選び方
丸ごとのものですと、太くてまっすぐに伸びており表面にハリとツヤがあるものを選びましょう。表面に黒っぽいしみや傷があるものは鮮度が下がっている可能性がありますので避けましょう。
カットされているものですと、切り口の色が白くみずみずしいものがおすすめです。また、細いものはアクの強い可能性があるので、太さのあるものを選ぶとよいでしょう。
長いもの保存方法
丸ごとのものは新聞紙で包み、涼しい冷暗所で保存しましょう。
カットされたものは切り口が酸化しやすいので、空気に触れないよう切り口をラップで覆い冷蔵庫の野菜室で保存するとよいでしょう。
また、長期的に保存したい場合は冷凍保存もおすすめです。冷凍すると細胞が壊れて食感が変化してしまうので、すりおろしてから冷凍しましょう。冷凍用の保存袋にすりおろした長いもを入れ、空気を抜きながら薄く平らになるように伸ばして冷凍します。
食べるときは自然解凍し、袋の下の角をハサミで小さくカットして絞り袋のようにして出すと便利です。
長いもを使ったおすすめレシピ
具沢山!海鮮お好み焼き
具だくさんで食べごたえ満点のお好み焼きです。生地に長いもを加えることで、ふんわりとした食感に。お好み焼きの定番は豚バラ肉ですが、代わりにシーフードを使うことで、脂質を抑えつつたんぱく質を摂れるうれしい一品に仕上がります。
食材3つ!さけのカレーマヨ炒め
長いもやパプリカ、さけを使った、彩りのよい炒め物です。あっさりとした長いもに、ピリッとしたカレー粉とまろやかなマヨネーズの風味がピッタリ!パプリカやサケには抗酸化ビタミンが豊富なので、美肌効果が期待できます。
ふんわり!ながいもマフィン
長いもと使ったマフィン、意外な組み合わせですが、すりおろした長いもを加えることで冷めてもふわふわと食感を保てます。ホットケーキミックスを使用することで、手軽に美味しいマフィンを作れますよ。