無料の会員登録をすると
お気に入りができます

「痩せタイミング」はいつ?生理周期でダイエット効果を高める3ポイント

「生理前って太りやすい…」「健康的に痩せたい」「生理周期に合わせて痩せる方法が知りたい」そんなお悩みはありませんか? ダイエットは効果的な方法で健康的にしたいですよね。 今回は、生理周期と痩せやすさの関係や、生理周期に合わせたダイエット方法について、あんしん漢方の薬剤師、稲嶺千春さんに伺いました。

「生理周期ダイエット」とは?

photo:photo-ac
photo:photo-ac

生理周期とは、生理が始まった初日から、次の生理が始まる前日までの間隔をいいます。生理周期ダイエットとは、生理周期中の「痩せやすい時期」と「痩せにくい時期」を利用して効率的に痩せることです。

たとえば、生理後2週間は代謝を上げる「卵胞ホルモン」の分泌量が増加するので、ダイエットに適している時期です。この時期は精神的にも安定しており、食欲もコントロールしやすい傾向があります。

一方、排卵後(生理中)は妊娠に向けて栄養分や水分をからだに蓄える時期です。「黄体ホルモン」の分泌量も増えるためイライラや落ち込みがあり、ダイエットにはあまり向きません。

生理周期ダイエットの基本

photo:pixabay
photo:pixabay

生理周期のなかでも、「痩せやすい時期」と「痩せにくい時期」はそれぞれいつなのでしょうか。以下では、生理周期ごとの「痩せやすさ」と「過ごし方」のポイントをご紹介します。

生理前

生理前は黄体ホルモンの分泌が増え、水分や栄養をからだに蓄えるため、痩せにくい時期です。また、この時期は食欲が増したり、イライラや腹痛など心身の不調を訴えたりする女性が多く、ダイエットにはあまり向かない時期です。

心身ともに不調を感じやすい時期なので、この時期はストレスをためずにリラックスして過ごすことを意識しましょう。

生理中

生理中はあまり痩せやすい時期ではありません。黄体ホルモンの影響で食欲が増し、生理痛や貧血といった体調不良に陥りやすく、ダイエットをしても体重が落ちにくいからです。

生理中はあまり激しい運動をせず、リラックスしてからだの調子を整えることを優先しましょう。

生理後

生理後2週間は、代謝を上げる働きがある卵胞ホルモンの分泌量が増加するので、ダイエットに適している時期です。そのため、生理後に集中してダイエットへ取り組めば効率的に痩せやすくなります。

運動は、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。長めの有酸素運動やストレッチなどをいろいろ試してみて、毎日続けられそうな運動を見つけましょう。

痩せやすい「生理後」にダイエット

photo:pixabay
photo:pixabay

生理周期ダイエットのポイントは以下の3つです。

・痩せやすい時期に頑張る
・痩せにくい時期はゆったりと過ごす
・ホルモンの影響で気分も不安定になるので無理は禁物

女性は、生理周期にともない女性ホルモンの分泌量が変化します。効率的に痩せるためには、卵胞ホルモンの分泌が高まって代謝が上がる「生理後」の時期に頑張ることが大切です。

黄体ホルモンが優位になる生理前や生理中は食欲が増し、体調を崩しやすい傾向にあります。普段から運動している方も、ストレッチやヨガなどの軽い運動に切り替え、無理せずリラックスして過ごすようにしましょう。

ダイエットやホルモンバランスの改善には漢方もおすすめ

photo:photo-ac
photo:photo-ac

ダイエットでは食事の工夫や運動が大切です。それらの生活習慣に加えて、ダイエット外来でも使われている漢方薬を取り入れることもおすすめです。

脂肪を吸収しにくく排出しやすい作用、血流を改善して基礎代謝を上げる作用、イライラによる食べ過ぎを抑える作用などの薬効がある漢方薬を、症状や体質から選びます。

以下では、ダイエットやホルモンバランスの改善におすすめの漢方薬を2種類ご紹介します。

ダイエットやホルモンバランスの改善をしたい方におすすめの漢方薬2種

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
とくに、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな方におすすめです。
暴飲暴食などによるからだの余分な熱を取り除きます。血流や水分代謝を促し、余分な脂質をすばやく便と一緒に排出させます。

・加味逍遙散(かみしょうようさん)
とくに、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある方におすすめです。
からだのエネルギーである「気(き)」の巡りをよくして「血(けつ)」を補うことで、女性ホルモンの乱れを整えます。

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ