心が穏やかになり、ビジネスにも効果的と言われる「マインドフルネス瞑想(メディテーション)」。瞑想初心者が悩みがちな疑問に、全米ヨガアライアンスTT認定講師であり、瞑想の指導を行う鈴木まゆみ先生に答えてもらいました!
ヨガジャーナル日本版編集部
Q.瞑想が迷走してしまい、毎日続きません…
A.「やり方が難しくて闇雲にやっていたり、何のために瞑想をするのかがわからなければただの迷走に。その点マインドフルネス瞑想(※)は目的もメソッドも単純明快で効果も感じやすいので、毎日続けられると思います」
Q.心を無にできない!どうしたらいい?
A.「瞑想=心や頭の中を空っぽにすることと誤解されがちで、ゆえに難しいと感じる方は多いと思います。しかし、マインドフルネス瞑想(※)は無にならなくてもOK。自分の思考や感情は否定せず、それらにとわれないことがことが鍵です」
Q.瞑想の実態がつかめないまま続けて、効果はある?
A.「さまざまな瞑想法がありますが、マインドフルネス瞑想(※)は思考や感情に捕まって意識が呼吸から離れたことに気づいたら、また呼吸に戻ってくるという作業を繰り返します。続けるうちに集中力が増す効果が実感できるはずです」
Q.最低、何分行えばいいの?
A.「体の筋トレと同じで、毎日少しずつでも繰り返し続けることがいちばん大切です。ここで紹介した3ステップを基本に、最初は1日10 分からスタートしてみてください。慣れてきたら15~20分と、自分のペースで楽しんでください」
※全米で大流行している「マインドフルネス瞑想」とは……
❶良い姿勢で座る、❷自分が呼吸していることに意識を向ける、❸考え事が浮かんだらそれを追いかけず、ただ呼吸に意識を戻す、を繰り返す。意識を「今ここ」に戻す力を鍛える、「心の筋トレ」のような瞑想メソッド。「マインドフル瞑想」について、詳しくはこちらの対談記事をご覧ください。
教えてくれたのは...鈴木まゆみ先生
全米ヨガアライアンスTT認定講師(E-RYT500)として都内や全国で指導。シンディー・リー、デイビッド・ニックターンに師事。OM yoga、マインドフルネスの指導、ヨガ関連書籍の翻訳などを行う。