おにまんじゅうにしるこサンド、五平餅、ういろうなどなど菓子作り盛んな『お菓子処』の愛知県。消費量も全国トップクラスを誇ります。
テレビ愛知開局39周年記念特番として放送された「知ってる!!知らない!?愛知おやつ100菓」では地元愛知が誇る「メイド・イン・愛知」のおやつ100品を紹介。2023年大河ドラマの主人公・徳川家康の故郷として大注目の岡崎にも地元愛されおやつがたくさんありました。
岡崎の人たちに定番おやつを聞いて見たら、驚きのおやつがたくさん登場!
まずは岡崎城で岡崎の人たちが愛する定番おやつを聞き込み。岡崎と言えば八丁味噌が有名な味噌の街。ということで最初に出てきた岡崎おやつも「味噌」に関するものでした。
『味噌キャラメル』はその名の通り味噌が配合されたキャラメル。甘い味わいで、コーヒーにも良く合うんだそうです。
続いて出てきた岡崎定番おやつは備前屋の和風パイ『手風琴のしらべ』。
バターが香るふんわりとした食感のパイの中に入っているのはしっとりとなめらかなこしあん。一口食べるだけで長年愛され続けている理由がよく分かります。
さらに聞き込みを続けると「チーズ入りのたい焼き」があるとの情報を入手。早速お店へと向かいます。
岡崎市民の定番おやつというチーズ入りたい焼きがあるのは平太郎。
たい焼きのメニューを確認すると通常のあんこの他にチーズ入りの『スペシャルたいやき』を発見。そしてさらに『揚げたいやき』と『揚げスペシャル』というとても気になるメニューを見つけました。
実は平太郎では、冷めたたい焼きを温かく食べてもらえるように油で揚げたたい焼きも提供しているんです。アツアツで食べてほしいという思いからたい焼きをあげるのは注文が入ってから。あんこには北海道産の小豆を使い、チーズはチーズメーカーと共同で作り上げたオリジナルチーズを使用するというこだわりぶりです。
その味わいはと言うと、あんことチーズのハーモニーが正に絶妙の一言!揚げて香ばしさとサクサク感を増した生地とも良く合っています。地元に根付いて20年のチーズたい焼き、ぜひ一度ご賞味下さい。
和菓子屋なのにメニューにおでん!?老舗和菓子店がおでんを提供し始めた理由とは?
街の人たちからの情報をもとに続いて訪れたのは岡崎城のすぐ近く、康生通りにお店を構える和泉屋。創業90年を誇る老舗の和菓子屋さんです。
おはぎなど毎日手作りで提供される絶品和菓子が人気のお店なのですが、情報によると一般的な和菓子屋さんでは見かけることがない驚きのおやつがあるとのこと。
それがこちら。
なんとおでん! 和泉屋では、和菓子と共に関東煮と呼ばれる醤油味のおでんを提供しているんです。
和泉屋がおでんの提供を始めたのは70年以上前のこと。近くで働いていた職人さんが和泉屋のおはぎや赤飯をお昼ご飯として食べていたときに「ちょっとおかずが欲しいね」と言われたそうです。この言葉をきっかけに「じゃあ、まあ関東煮でも作ってあげようか」となり、そのままずっと一年中作るようになったそうです。
おでんは具のバリエーションを増やすためにあえて薄口醤油で煮込んでいるとのこと。
三世代に渡りよく通っているという常連さんは「甘いのを食べて、しょっぱいのも食べたい」と上機嫌にお話されていました。
地元に根付いて70年以上、岡崎の人たちに長く愛される人気のおやつです