日本で昔から愛されている昆布茶。あまり馴染みが無い方も多いのでは?そんな昆布茶には、実はダイエットに嬉しい成分がたくさん含まれています。今回は昆布茶に含まれる成分や昆布茶をダイエットに役立てる方法を紹介していきます。
昆布茶がダイエットに効くって本当!?
温かい飲み物が手放せなくなる季節。コーヒーや紅茶、ココアなど温かい飲み物はたくさんありますが、中でもダイエット中の方にオススメしたいのが「昆布茶」です!
今回ご紹介するのは、海外で人気の発酵ドリンク「コンブチャ」とは別のもの。日本から昔からある、あの昆布茶です。
昆布茶と聞くと、お年寄りの方が飲んでいるという印象を受ける方は多いのではないでしょうか。そんな昆布茶ですが、実はダイエットに有効に働く成分がたくさん含まれているんです。いつも飲んでいる飲み物を昆布茶に変えるだけで、ダイエット効果が期待できるかもしれません!
今回は、昆布茶をダイエットの味方にする方法をご紹介していきます。
昆布茶にはダイエットに嬉しい成分がたくさん!
まずは、昆布茶にはどのような栄養素が含まれているのか、どうしてダイエットに効果的なのか詳しく見ていきましょう。
1、甲状腺ホルモンの主成分「ヨウ素」
昆布茶に含まれる特徴的な成分として、ヨウ素が挙げられます。ヨウ素は海藻類や魚介類に多く含まれる栄養素です。海のものを食べないと不足しがちな栄養素です。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの主成分として知られる栄養素です。甲状腺ホルモンは細胞にある甲状腺ホルモン受容体と結合することでエネルギー消費量を増加させる働きがあります。
つまり、甲状腺ホルモンの主成分となるヨウ素を摂取することで、基礎代謝を高め消費カロリーを増やして効果的にダイエットを行うことができるのです。
2、むくみ解消に効く「カリウム」
昆布茶には、カリウムというミネラルも豊富に含まれています。
体内の水分はナトリウムによって調節されています。塩、つまりナトリウムを摂取しすぎると、濃度を薄めるために水分が溜まってしまいます。これがむくみの原因となります。しょっぱいものを好んで食べる方は、むくみやすいのはこれが原因です。
カリウムには、体に溜まった余分な水分や塩分を尿として排泄してくれる働きがあります。ダイエットでは、見た目が大切ですよね!むくみを解消すれば、すっきりとした綺麗なボディラインになれます。
3、昆布茶のぬめり成分「アルギン酸」
昆布は触るとヌメッとした感覚があると思います。これは昆布にアルギン酸という成分が含まれているから。
アルギン酸は食物繊維の一種で、海藻類に多く含まれています。昆布茶ではこのアルギン酸が水に溶け出しているので昆布茶を飲むことでアルギン酸を摂取できます。
アルギン酸は食物繊維と同じ働きをしてくれます。胃腸を綺麗に整えてくれるだけでなく糖質の吸収を穏やかにし、太るホルモンであるインスリンの分泌を抑えてくれます。
4、昆布茶の旨み成分「グルタミン酸」
昆布茶は適度にしょっぱくて昆布の出汁がしっかり効いた飲み物です。昆布茶の旨み成分として知られているのがグルタミン酸です。
グルタミン酸はアミノ酸の1種です。アミノ酸は筋肉などのタンパク質を構成する物質なので、ダイエット中は積極的に補っておきたい栄養素です。
アミノ酸はタンパク質よりも消化吸収が速いので速やかに体内にアミノ酸を届けることができます。
いつもの飲み物を昆布茶に!昆布茶でダイエット!?
ダイエットに嬉しい成分がたくさん含まれている昆布茶。昆布茶は、どのようにダイエットに取り入れればよいのでしょうか。
昆布茶ダイエットの方法は簡単で、いつも飲んでいる飲み物を昆布茶に変えるだけ、というもの。誰でも簡単に実践できるので嬉しいですね。
飲むタイミングは自由で構いませんが、特にオススメなのは食事の前。食事の前に昆布茶を飲むと、昆布茶に含まれる食物繊維がお腹の中で膨れ、ある程度満腹感が得られるので食事の食べ過ぎを防止できます。
昆布茶は粉末状で売られています。お湯で溶かして飲むだけなので、簡単に作れるのも嬉しいですね。