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婦人科系病気&トラブル相談室。子宮内膜症、子宮頸がんなどの疑問にドクターが回答

ライフスタイル

Q73 多嚢胞性卵巣症候群と言われました。治せる?

A 低用量ピル、生活習慣改善などで治療可能
「卵巣で通常より多く男性ホルモンが分泌され、卵胞の成熟に時間がかかって、排卵しにくくなる病気です。無月経や生理不順などの症状が出ます。低用量ピルで治療可能ですが、生活習慣を整えてホルモンバランスを整えることも大事です」(駒形先生)

Q74 おりものの状態がいつもと違います。病気?

A 病気の場合もあるのでチェックを
「おりものは通常は白っぽい色で、排卵期はドロッとした卵の白身のようになり、これは問題ありません。以下のような状態なら病気の疑いが」(駒形先生)

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Q75 セックスをすると痛みがあります。

A 十分に濡れていないか、膣が硬くなっている可能性が
「性交痛があるなら子宮内膜症の可能性が。または、十分に濡れていないか、膣が硬くて伸びが悪くなっていても痛みが出ます。水分をしっかり摂るようにし、以下の膣マッサージで柔軟性を高めて」(駒形先生)

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Q76 デリケートゾーンにかゆみが。原因は?

A 膣カンジダ症か、ナプキンなどによるかぶれの可能性が
「ひどいかゆみなら膣カンジダ症の可能性が。軽いかゆみならナプキンやおりものシートによるムレや乾燥が原因かも。通気性のよい綿のショーツなどにしてムレ対策を。乾燥には保湿を心がけて」(駒形先生)

Q77 子宮後屈と言われて不安。

A 特に問題はないので、気にしなくてOK
「昔は子宮後屈だと妊娠しづらいなどというような説がありましたが、現在は否定されていて、特に問題ないとされているので気にしなくてOKです」(駒形先生)

Q78 膣カンジダ症になりやすい。予防法って?

A ムレるとなりやすいので綿ショーツに変えてみて
「カンジダ菌は湿っぽい場所で増加。ショーツはムレやすい化繊でなく通気性がよい綿のものに変えましょう。おりものシートもムレやすいので常用するのはなるべく避けて」(駒形先生)

Q79 膣がゆるんでいる気がします。

A 以下の項目に当てはまったらゆるんでいるサイン
「以下の3つの項目に1つでも当てはまったら、膣がゆるんでいるサイン。出産でもゆるみやすいですが、乾燥や筋力の低下も原因になります」(駒形先生)

□尿もれがある
□お風呂上がりに膣からお湯が出てくる
□生理中に入浴するとお湯が汚れる

Q80 おすすめの膣トレって?

A 膣括約筋を意識して行って
「膣のゆるみ改善に効果的なのが膣トレ。以下の図のIライン、Yライン、Oラインを順に意識して動かすと膣周りの膣括約筋が鍛えられておすすめ」(駒形先生)

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Q81 不妊を防ぐ生活習慣って?

A 血流をよくする、水を摂る、深呼吸をする、ちゃんと寝る
「まず血流をよくすること。以下のストレッチは骨盤のゆがみが改善し、血流がよくなるのでおすすめ。また、女性は毎月経血で水分を失い、脱水状態になりがちなので水分摂取を心がけて。意識して深呼吸をしたり、睡眠を十分に取って自律神経を整えることも大切」(駒形先生)

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Q82 更年期障害って、必ず起こるの?

A 更年期障害で悩む女性は全体の3割弱です
「更年期には、のぼせや異常発汗、動悸、うつなどさまざまな症状が出ます。これを更年期症状と言い、症状がひどくて生活に支障が出る場合を更年期障害と言います。更年期障害で悩む女性は全体の3割弱というデータがあります」(高尾先生)

Q83 若いうちに閉経しても問題ない?

A 女性ホルモンの恩恵を受けられなくなるのが問題
「40歳未満で閉経する場合を早発閉経といいます。閉経が早いと、エストロゲンの骨や血管の老化を防ぐ効果や、肌や髪のうるおいを保つ効果などが得られなくなるのでホルモン治療をするのがおすすめ」(高尾先生)

MAQUIA11月号
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/George スタイリスト/西野メンコ モデル/佐藤晴美 イラスト/熊野友紀子 取材・文/和田美穂 企画/萩原有紀(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

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