気温の変動が激しい季節の変わり目にも起こりやすい「自律神経の乱れ」。自律神経の乱れは、カラダに様々な不調をもたらすだけでなく太る原因にも…。
そこで今回は、乱れた自律神経を整える方法を5つご紹介します。
そもそも「自律神経が乱れる」とは?
「自律神経」とは交感神経と副交感神経から成り、体温調節や消化など生命維持のコントロールをする役割を果たしています。
ちなみに交感神経と副交感神経には、それぞれ以下のような特徴があります。
・交感神経:心拍数と血圧を上げて消化器の働きを抑制し、心身を緊張させて興奮状態に導く
・副交感神経:心拍数と血圧を下げて消化器の働きを活性化し、心身をリラックスさせて鎮静状態に導く
「自律神経が乱れる」とは、この交感神経と副交感神経のバランスが乱れた状態のことを言います。
自律神経のバランスが乱れる2つの原因
では、なぜ自律神経のバランスが乱れてしまうのでしょうか。その原因として、「ストレス」と「不規則な生活習慣」の2つが考えられます。
1:ストレス
過労や悩み、不安などで心身へのストレスが過剰になると交感神経が優位になり続けてしまうので、自律神経のバランスが乱れてしまいます。
また、音や光、温度などもストレスとなります。したがって急激な温度変化も身体的なストレスとなり、自律神経のバランスを乱してしまうことになると言えます。
2:不規則な生活習慣
昼夜が逆転したり食生活が不規則になったりすると生活リズムが狂ってしまい、自律神経のバランスが乱れてしまうことになります。
自律神経のバランスが乱れることで起こりうる問題
自律神経のバランスが乱れることで起こりうる問題として、
・カラダに不調をもたらす
・太りやすくなる
という2つが挙げられます。
1:カラダに不調をもたらす
自律神経が乱れると、「頭痛」や「肩こり」、「疲労感」、「不眠」などといった不調をもたらします。
2:太りやすくなる
自律神経が乱れると交感神経が優位になり続けるので、血管が収縮して血流が滞り、代謝が低下してしまいます。また、老廃物が体内に溜まってしまうことにより、「冷え」や「むくみ」にもつながってしまいます。
更に、自律神経が乱れると胃腸の働きが低下してしまうので、「便秘」にもなりやすくなると言えます。このようなことから、自律神経のバランスが乱れると太りやすくなると言えるのです。
乱れた自律神経のバランスを整える5つの方法
このように自律神経のバランスが乱れてしまうと、カラダに様々な不調をもたらすばかりか太りやすくなってしまうのです!
それでは、乱れた自律神経のバランスを整えるにはどうしたらよいのか、ここでは5つの方法をご紹介したいと思います。その5つの方法とは、
というものです。
一つずつ解説していきましょう。
1. 湯船に浸かる
ここでのポイントは、38~40度程度のぬるめのお湯に10分以上浸かるようにするということです。そうすることで副交感神経が優位になり、心身がリラックスした状態になります。
40度以上の熱めのお湯となると、交感神経が優位になってしまうので逆効果と言えます。