仕事も捗る、居心地良い住空間作り
デザイナーで在宅勤務が中心のCororiさんにとって、お住まいは仕事を行う職場としての役割も兼ねています。日々の仕事のしやすさと、オンオフが切り替えられる空間づくりの意識と工夫が住まいには込められていました。
仕事を行うワークスペースのデスクは在宅を機にDIYして作られたもの。天板とスチールの脚をそれぞれ購入して作られたのだそう。
「テレワークを機にデスクを探していましたがどれも事務っぽく感じたり、値段やサイズがしっくりくる物が見つからずDIYしました」
「仕事場の雰囲気をあまり出したくなくて、机の上の物数を減らしたり、iMacにも100円ショップで買われたリメイクシートを貼ったりして、空間として収まりが良いようにしています」
家にいる時間が長くなる分、こうした目に入るものにも意識を向けられているCororiさん。家具の選び方やコーディネートもマイルールを設けて、整えられています。
「色合いでいくとホワイトよりもオフホワイト・ベージュのアイテムを選ぶようにして少し生活感と色味のある部屋作りを意識しています」
「同じような理由でプラスチックや化粧板の製品は、家具ではなるべく買わないようにしています。スタイリッシュで良いなと思う部分もありますが、木の色合いで温かみのあるお部屋の中では何か落ち着かない気がしてしまうんですよね」
こうした住まいの良さも活かせるよう、引越しを機に持ち物も見直されていました。
「引越しのタイミングでテレビを手放しました。狭い空間に在宅PCとテレビのモニターが二つ並ぶと、現実に引き戻されるような気持ちになったためです。空間だけでなく、時間や気持ちもスッキリしたので、好きなことをこの部屋でゆったり楽しめるようになりました」
どうしても表に出てしまうWi-Fiルーターやコード類はアートを上手く使ってカバー。目に入らないようになっていました。
シンプルにされた空間の中で、視覚的に楽しめるスペースとして活かされていたのが寝室との境界線になっている飾り棚。
「壁には時計やポスターといった装飾をしていないのですが、この飾り棚のおかげで視線が自然と上に向くので、部屋全体のコーディネートがしやすく気に入っています」
「日当たりの良いお部屋に、この空間があることでツタ系の植物が育てやすく、ゆくゆくは植物に囲まれた暮らしを楽しみたいなと思っています」
引越されて、まだ1年も経っていないこともあり、お部屋はまだまだ自分好みの空間に向けて磨かれていっている最中。
「これから初めて迎える夏や秋が楽しみで、この部屋に合わせた季節のアイテムをゆっくり揃えていきたいです」