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ツライ便秘やおならが止まらない原因は?効果的な解消法[女性のためのヨガ知識]

便秘気味になると腹痛やおなかぽっこりと並んで気になるのが、ガスが溜まりやすくなること。ヨガやマッサージなどをうけるとガスが出そうになることはありませんか? 今日は、便秘やガスがたまりやすくなるのを防ぐヒントをお伝えしていきます。

仁平美香

ガスがたまりやすくなる原因は?

まず気をつけたいのがゆっくり食べること。早食いは空気を食事の際に過剰に取り込んでいることになるだけでなく、噛むという消化プロセスがおざなりになり、食物が消化されにくくなります。唾液とよく混ざっていない食べ物はおなかの中でうまく消化しきれず、発酵し、匂いの気になるガスのもとに。

肉、豆類、イモ類の他、身体に良さそうな食物繊維たっぷりな野菜やリンゴなども食べ過ぎるとガスが発生しやすいとされています。ネバネバ食品やチーズなども食べ過ぎはガスのもとに。わたしはチーズや納豆が大好きなので食べ過ぎないように気をつけて摂取しています。

その他運動不足やストレス、良くない姿勢での長時間のデスクワークなどもガスがたまる原因となりますので、休憩の時はいつもより少し歩いてランチに向かうのもおすすめ。食後のウォーキングなどのごく軽い運動は血糖値の急激な上昇を防いでくれるのでガス対策だけでなくダイエットしている方にも〇。

月経とおならの関係

月経前になるとホルモンの影響で普段快腸な方も便秘になりやすくなりますので、月経前の時期は特にケアしておきたいですね。生理中は月経前よりも便は出やすくなりますが、ガスがたまっていた方は腸が動き出してガスが出やすくなってきます。

生理中は、ガスを出す際に骨盤底がゆるみ、一緒に経血も出やすくなるので、自宅にひとりでいるときもガスはトイレで出すのをおすすめします。我慢のしすぎもガス溜まりの原因となりますので、便意があるときやガスが出そうになったらすぐにトイレにかけこみましょう。

ガス抜きのポーズとへそ周りセルフケア

ヨガをしていたり、マッサージを受けたりすると、ガスがしたくなることありますよね。身体をゆるめておなかの動きがでてくると、たまっていたガスが出やすくなります。そんなときは途中でトイレにいきましょう。とはいえ、セルフプラクティスの時はすぐに行けるけれど、クラス中だと我慢してしまいがち。できれば中断せずに参加したいですよね。

ガス溜まりが気になるときは、朝少しだけ早く起きて、余分な便やガスは朝のうちに排泄してしまいましょう。まずは1杯白湯を飲んでエクササイズスタート。続けていくと少しずつガスがたまりにくくなっていきます。

1.あおむけになって横になり、右足のひざを胸にひきつけて5回深呼吸。

2.反対の脚も同様に行います。

3.その後、あおむけの状態でへその周りを円を描くようにマッサージ。内側から外側にむかって徐々に円を大きくしていくようにゆっくりと。5回ほど痛くない範囲で行いましょう。

毎日、便が出ていない、おなかに便やガスがたまっている感覚がある方はぜひやってみてくださいね。

教えてくれたのは…仁平美香さん
月経血コントロールヨガ、産後ママのためのメンテナンスヨガ、体軸ヨガ講師養成スクールティーチャー、セラピスト、栄養士。一般社団法人日本ホリスティックヘルスケア協会理事。女性のためのヨガ協会代表。女性のためのイベントYOGAWOMANにて講師を担当する他、企画運営にも携わる。「カラダをゆるめてこころを整えるはじめての月経血コントロールヨガ」「医師もすすめる血管美人ヨガ」等著書多数。雑誌・WEB等コラム監修も行う。

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