アスリート専属管理栄養士として活動する石松佑梨さんが提案する、ダイエット朝ご飯。今回は腸活をテーマにしたおにぎり食トレです。
痩せおにぎりを始めました。いつもの身近な食材で、すぐにできるおいしいダイエットです。
今回の痩せるしくみは"腸活"です。
おにぎりで痩せるしくみ
同じ食事を摂っても太りやすい人と太りにくい人がいるのはズバリ、腸内細菌の差です! 残念ながら「食べたもの=栄養」ではありません。食べたものは腸で消化吸収されて、はじめて栄養となることができるのです。つまり腸内細菌の差は栄養の差となり、最終的な燃焼エネルギーの差となります。
発酵食品には味噌や納豆、ぬか漬け、ヨーグルトなどがありますが、それらの菌を腸に定着させるのは容易ではありません。そのため、菌をエサとなる食物繊維やオリゴ糖でそれらの菌を元気にする必要があるのです。
痩せおにぎりの具材
ここでご紹介する"痩せおにぎり"は、米に"水溶性食物繊維が豊富なもち麦"を使い、おにぎりには"発酵食品である味噌"を塗って、表面をさっと焼いたものです。仕上げに香りのよい"青しそ"を巻きました。
焼きおにぎり
もち麦
白米の一部をもち麦に置き変えましょう。もち麦には白米の19倍近くの食物繊維が含まれています。水分を吸収して膨らむと白米よりもカサが増してお腹いっぱいになりやすいのも嬉しい点です。
ただし、もち麦は体を冷やす食材ですので、冷え性の人は食べ過ぎないようにしましょう。
味噌
味噌は蒸した大豆に麹と塩を合わせて発酵させたものです。大豆中のたんぱく質が、旨味豊富で消化の良いアミノ酸にまで分解されています。消化のよい食べ物は、腸の負担を減らすことで腸活につながるのです。
また非加熱の味噌であれば、生きたままの乳酸菌も摂取できます。味噌の乳酸菌は、ヨーグルトなどの動物性乳酸菌に比べて強いと言われているのです。生きたままの乳酸菌を摂りたい方は、おにぎりを焼かずにそのまま食べても◎
青しそ
もち麦も味噌も体を冷やす作用があるので、温食材をプラスしてみましょう。青しそは巡りを良くして、全身をやさしく温めてくれるものです。冷え性の人は積極的に取りいれましょう。
また香りにはストレス発散の作用もあるため、ストレス性の便秘にもおすすめです。
簡単アレンジであったか朝食
今回のアレンジはお茶漬けです。香ばしい焼きおにぎりに熱いお茶をかければ、味噌汁がない朝でも温まります。
いかがでしたか? 今週の痩せおにぎりはダイエットに欠かせない"腸活"でした。ぜひお試しください。