食材の値上がりが続き、食費が増えていると実感している方も多いのでは? どうにか食費を抑えたいものですが、毎月の食費が安い人は「食費が安くなる行動」が習慣になっています。今回は、「食費が安い人が当たり前にやっていること」を紹介します。食費が高いと感じる人は、参考にしてみてくださいね。
“食費が安い人”が当たり前にやっていること
食費が安い人は、「食費が安くなる行動」を自然と取っている人が多いもの。「食費が安い人が当たり前にやっていること」から、食費を安くするためのヒントを確認していきましょう。あなたの普段の行動も見直してみてくださいね。
(1)冒険しない
食費がいつも安い人は、「食事の冒険をしない」という傾向がある人が多いですよ。
夕飯の支度をする際も、作ったことも食べたこともないメニューに挑戦するより、いつものメニューを定番化している人が多く見られます。
なぜなら、作ったことも食べたこともないようなメニューを作るには、普段買わない食材や調味料、調理器具などがたくさん必要になることが多いからです。
お料理に対して研究熱心で、作ったことがないメニューもチャレンジしてマスターすることを楽しんでいらっしゃる方もいますが、やはりそのような方の食費は平均よりも高めです。
食費が多少高くても、新しいお料理に挑戦することが楽しみという人は、食費にこだわらず新しいお料理にどんどん挑戦していただいてかまいませんが、食費が高いことに悩んでいるなら、新しいメニューより定番メニューをルーティン化することを心がけると、食費の増加も落ち着くことが多いですよ。
(2)お気に入りのスーパーがある
食費がいつも安い人は、「お気に入りのスーパーがある」という人も多いですよ。
節約初心者の人は、「食費が安い人はスーパーのはしごをして、安い食材を手に入れているのでは?」という想像をしやすいものですが、実際には「スーパーのはしご」をする人はほとんどおらず、いつも同じお店に足を運ぶ人が意外と多いのです。
なぜなら、同じお店に足しげく通っていると、そのお店の得意な商品、不得意な商品、いつもより安くなっている商品、それほど安くなっていない商品などが自然と頭に入るようになり、いつの間にか自然とお得な商品を手に取ることが多くなるからです。
「○○スーパーマニア」というような方も多く、マニアというほどに同じお店に足しげく通い、そのお店を利用することのメリットをとことん知り尽くしているという人もいます。
もちろん、食費を安くするために、マニアというほどに研究熱心になる必要はありませんが、食費を安くしたいなら「スーパーのはしごより、お気に入りのスーパーの方がお得」と覚えておいてください。
(3)使い切りメニューがある
食費が高い人は、食べきれずにダメにしてしまう食材が多めなのに対し、食費が安い人は、食材を無駄にすることがほとんどありません。
冷蔵庫の中に残っているものから献立を考えることが多いので、冷蔵庫の中は買いだめをしてから数日間以外はいつもスカスカという人が多いものです。
また、レタス、キャベツ、じゃがいも、玉ねぎなど一度に使い切れない食材が残っている時には、“この食材を使い切るならこのメニュー”といった使い切りメニューの定番を持っている人も多いですよ。
ここぞと言いう時に、使い切りメニューのレパートリーがある人は、残っている食材であと一品を作ることができるので、食費も当然安くできますし、フードロスを出すこともほとんどない状況を維持することができるのですね。
もし、余っている食材を無駄にしてしまうことが多い場合は、余りやすい食材の使い切りメニューを検索してマスターしたり、そもそも余りやすい食材は少量の購入にとどめるなどの工夫をすると、フードロスによる食費の増加を防ぐことができますよ。
(4)料理にマメ
食費を安くしたいなら、やはり外せないのは「自炊」です。ミールキッドや総菜やテイクアウトなどを利用することで調理を楽にしている人もいますが、そのような人の食費はやはりやや高めです。
食費が安い人の中でも、ミールキッド・総菜・テイクアウトのような便利なものを全く利用しないという人は少ないですが、基本的には自炊で、時々利用する程度の頻度にとどめている人が多く見られます。
「便利さや簡便さ」と「安さ」を両立させることはなかなか難しいので、便利さと簡便さを求めたい時には、安さは求めすぎない、食費は少し高くなってもかまわないというくらいの心のゆとりを持ちつつ、割高な食材の利用は頻度を控えめにすると、食費が高くなりすぎるのを自然と防ぐことができますよ。
料理が苦手な人は、食費を大きく節約するのは難しいので、料理嫌いな人は無理せずにできる範囲の食費を維持することを心がけ、食費以外の支出の節約を頑張っていきましょう。