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ならまちの古民家カフェ「よつばカフェ」で手作りの温かさが沁みるフードやスイーツを

昔ながらの町並みが残る、レトロな風景のなかを歩くのが楽しいならまち。少しだけ足を延ばして訪れたいのは、ならまちのはずれにある「よつばカフェ」。築100年をこえる古民家の懐かしい雰囲気の中でいただけるかわいらしいフードやスイーツをご紹介します。

築80年の古民家と自家製の野菜

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「ならまち」の小路から小路へと古い街並みを迷い込むように散策していると、住宅街にぽつんと現れる古民家カフェが「素人珈琲と雑貨 よつばカフェ」です。屋号に“素人”なんて書かれていますが、オープンは2002年。夫婦お二人で営む、20年間ならまちで愛されてきた人気のカフェです。

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軒先に並ぶ野菜に目が行き、近づいてみると「よつばカフェ 軒先市場」の札と「天理のお野菜です。どれでも1ふくろ100円‼︎」と書かれています。見ただけで新鮮さがわかるほうれん草や九条ネギ、中には青パパイヤやハヤトウリといった珍しい野菜もあります。横には奈良県産ヒノヒカリの新米も。5kg 1700円とはお安くないですか?

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「よつばカフェまえ」と書かれたバス停の標識や顔はめのれん、メニュー表などのすべてから手作りのぬくもりが伝わってきます。

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前庭を通ってお店の入り口へ。靴を脱いであがります。2階建ての1階、2階ともカフェスペース。今回は2階のお座敷にお邪魔しました。

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畳に座るスタイルは、視界が低く、子どもの目線。本棚に絵本が多いことからもわかるように小さなお子さん連れのママも大歓迎。柱や天井、土壁など古い時代のものが状態良く残っています。柱を利用した本棚、腰窓の前に備えられた長机のカウンター席も雰囲気があります。

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最初にカフェを始めたのは奥さんのよしえさん。きっかけはちょっと変わっていて、もともとここにあったカフェに来た時、物件に一目惚れしたから。

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雑貨屋さんを兼ねた1階席

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1階席から見えるお庭

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2階に上がる階段の小窓からお二人が働く様子がのぞき見られる

その後、店が閉店することを知って「この場所を手に入れたい!」とすぐにテナント契約をしたそう。そのときはまだ会社勤めでしたが、会社を辞め「自分ひとりでもできることはなんだろう?」と考えた結果がカフェだったそう。

かわいさNo.1!ネコがほほえむ「よつばカフェ特製ハーフサイズピザ」

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「よつばカフェ特製ハーフサイズピザ」750円(ドリンクセット+250円〜)

最初、一人でお店を切り盛りしていたよしえさん。運命がよしえさんをこの場所に呼び込んだように、現在この店のマスターを務める旦那さんともこのお店で出会います。そこからは夫婦二人三脚。農家で育ったマスターが家の畑で収穫してきた野菜は、さまざまなメニューに登場します。とってもかわいらしいネコの顔の特製ピザに使われている万願寺とうがらしも畑から届いたもの。

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店の前にあった野菜の無人販売も、マスターの畑で育った野菜だったのです。ステイホーム中で店を休まなければいけなかった間も、軒先市場の野菜が地域の人やお客さんとの間を繋いでくれたそう。「今日、どんな野菜があるのかな~?」と気になる方は、「yotsuba_cafe」のInstagramをチェックしてみて!

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さっそくいただきます。ハーフサイズのピザを三角にカットして、猫のかたちに整えてあるので、1切れずつ取りやすく、食べやすいです。耳はカマンベールチーズ、目はオリーブ、鼻はフレッシュなトマト、口はソーセージと、かわいいだけではなく1切れずつにパンチのある素材があるので、味の違いが楽しめるのもとってもいい!

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コーヒーに添えられた“よつば”のクッキーも手作り。カップはお店のロゴにも使われている絵柄のもの。日頃から丁寧な暮らしをされていることが一杯のコーヒーから伝わってきます。

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