今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
業熟ということ
今週のみずがめ座は、縁が熟していくのを待っていこうとするような星回り。
心理療法家の河合隼雄がかつて「ノイローゼになる人というのは選ばれている」ということを言っていました。何らかの身体的な症状が現れてくるのは自分の意識を越えた世界からサインをもらったということであり、大げさに言えば「転生」の機会を与えてもらっているのだと言うのです。
禅の世界でも、入門したいと言ってきた人に対して、門の外に放って置くという話が伝えられていますが、3日も座っていられないような人はまだ「縁が熟してない」と判断されるというのも、同じことなのだと思います。3日たってもまだ座り続けているような人は「業が深い」わけです。
あなたもまた、どこかでそういう業の深さや縁の熟し具合を確かめていくようなところが出てくるでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
稽古と演技、その賜物
今週のうお座は、徹底して自分が演じていくべき役柄を思い定めていこうとするような星回り。
『毛糸編み来世も夫にかく編まん』(山口波津女)という句のごとし。作者は昭和の俳句界の綺羅星である山口誓子の妻であり、彼女自身も誓子の妻という立場をあえて前面に出すことで自分の作風を築いていった人。
来世もこの夫と契って毛糸のセーターやマフラーを編んであげたいなどと、堂々と言い放つような真似はなかなかできるものではないでしょう。妻という役柄を積極的に演じ切っていったということは、そこにそぐわぬ本音や秘密は墓場まで持っていったということでもあります。
あなたもまた、そんな波津女の爪の皮を煎じていきたいところです。
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