みなさんこんにちは、スーパーの青果部で働くテツです。今回は白菜の保存方法について紹介します。冬になると飛ぶように売れていく白菜ですが「どうせ使うだろう」となんとなく買ってしまいそのまま萎びせてしまったり、腐らせてしまった経験がある方も多くいるのではないでしょうか。また、サイズの大きい野菜なので使いきれず傷んでしまったというパターンもありそうですね。私としてはせっかく農家さんが一生懸命作った野菜なので、なるべく捨ててほしくないと思っています。節約の観点からも「買ったものを捨てる」ということは一番の無駄になってしまいます。そこで今回は「白菜がより長持ちする保存方法」を紹介していきますね。
白菜1玉の保存方法
まるごと1玉白菜の保存方法を紹介します。
1. キッチンペーパーでくるむ
2. 常温の冷暗所で立てて保存(夏は野菜室で保存)
白菜は90%以上が水分でできています。乾燥するとすぐにしなびて傷んでくるので、キッチンペーパーや新聞紙でくるんであげましょう。
また野菜は育った状態で保存すると長持ちするという特徴があります。白菜も同じです。
立てて保存することで鮮度をキープすることができます。保湿し立てて保存することで、寒い時期なら暖房が効いてない場所で2週間は持ちますよ。夏場や全館空調が効いていてどの部屋でも温かい場合は野菜室で保存しましょう。
1玉まるごと白菜の場合は外葉から剥いで使っていくのがベスト。包丁を入れてしまうと傷みやすくなるので注意しましょう。
カット白菜の保存方法
カットした白菜は包丁を入れているので、切り口から傷んでいきます。
1玉まるごと白菜と比べて長持ちはしません。早めに使い切りましょう。
カット白菜の冷蔵保存の手順はこちら。
1. ペーパーでくるむ
2. 保存袋に入れる
3. 冷蔵庫の冷蔵室で保存
保存期間は5日程度です。
カットされた白菜は内葉から使う
カットされた白菜の場合は内葉から使ってください。
白菜に関わらず野菜は半分に切られても死ぬことなく成長を続けます。
芯の少し上に成長点と呼ばれるものがあって、葉から成長点に向けて水分や栄養を集めて成長するので、可食部の味や栄養はどんどん落ちていきます。
おいしさをキープしつつ長持ちさせるためには成長を止める必要があります。
内葉から使うことで成長点を取り除き、白菜の成長を止めることができるので多少長持ちさせることができます。
チルドルームまたは冷蔵室で保存
白菜は冬の野菜なので最適保存温度は低く0〜5℃と言われています。野菜室の温度は3〜8℃なので野菜室だと暖かすぎるんです。冷蔵室やチルドルームでは0〜5℃で管理できるので乾燥予防のために保存袋に入れて冷蔵室やチルドルームでの保存がベストです。
正しい保存方法で最後までおいしく白菜を食べて
今回は「白菜の保存方法」を紹介しました。
保存方法を知ることで捨てる機会が減れば節約になり、フードロスの削減にもなります。
ぜひ白菜を買ったときは試してみてくださいね。