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蔵前「COBACHI CHAI」で味わえるのは洋服の天然繊維を彷彿とさせるチャイ!?

旅行・おでかけ

「COBACHI CHAI(コバチ チャイ)」は、人気ファッションブランド「RYU(リュー)」が立ち上げたチャイカフェ。デザイナーの木村竜也さんが修業時代にロンドンのインド人街で過ごした経験から、茶葉やスパイスの扱い方は本場仕込み。チャイの風味で天然繊維の素材感を表現しており、ティータイムを楽しめるだけでなく感性まで刺激してくれます。

大阪発のファッションブランドによるチャイカフェ「COBACHI CHAI」

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洗練されたお店の出店が相次ぎ「日本のブルックリン」ともよばれるようになった蔵前エリア。この地にコンセプトショップをオープンさせたのが、これまで大阪を拠点としてきた人気ファッションブランド「RYU(リュー)」です。洋服を販売しているだけでなく、チャイカフェ「COBACHI CHAI」を併設しているとのこと。どんなティータイムが満喫できるのか、さっそく足を運んでみました!

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店名の由来は日本の食卓に欠かせない「小鉢」。さまざまな調和を保つために必要な存在という解釈で「人と人、人と物をつなげる橋渡し」といった意味を込めて名付けたそう。交流が生まれる場所でもあるカフェスペースは、石や金属を彷彿とさせる無機質な雰囲気。洞窟のような入口のブティックは、海外の修道院からインスパイアされたデザインです。

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20年近く前、ロンドンのインド人街にあるファッションブランドで、アシスタント時代を過ごしたという「RYU」デザイナーの木村竜也さん。スパイス文化に触れる機会が多かった影響もあって、ファッション業界で活躍する傍ら、2015年には大阪市北区にカレー専門店「コバチ咖喱」をオープン。一躍人気店に成長させるなど飲食業界でも大活躍しています。今回のカフェでも、チャイの開発からパッケージデザインまですべてをディレクションしているのだそう。

きめ細やかな口当たりで力強くも上質な香りが印象的な「シルク」

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チャイのネーミングを天然繊維にしているのもファッションブランドならでは。まずは「シルク」800円を飲んでみたところ、その複雑かつ力強い香りに驚かされました。一般的なチャイとはまったく異なる高級感があり、言われてみれば上質なシルクにも似たニュアンスを感じます。

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香り豊かな沖縄県産ジャスミン、高品質なフランス産ラベンダーを中心に、6種のスパイスを重ね合わせたという「シルク」。なめらかなでクリーミーな口当たりは、カップへの注ぎ方にも秘密があるよう。高い位置から勢いよくミルクを注ぎ入れることで、きめ細やかな泡を立たせていました。

清涼感とやさしい甘さの奥から奥深い風味が込み上げる「リネン」

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写真左が「リネン」、右が「ウール」の茶葉

アッサムティーとミント、8種のスパイスをブレンドしている「リネン」600円は、アイスで楽しむことに。重厚感と柔らかさを兼ね備えているという「ウール」700円と見比べてみても、使用されている素材がまったく異なることがわかります。

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「リネン」は、さわやかな飲み口でやさしい甘さがあり、飲み進めるほどにターメリックなどの力強い香りが立ち上がってきました。清涼感、軽やかさ、段々と舌になじむような心地よさが、たしかに繊維のリネンを彷彿とさせます。

香り高いチャイと相性抜群の「スコーン」

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こちらは大阪の中崎町にある洋菓子店「Douceur(ドゥサール)」とのコラボレーションによる「スコーン:プレーン」380円。高級な国産小麦やビートグラニュー糖を使用しており、香り高いチャイとも相性抜群です。今回は「クロテッドクリーム&オーガニックジャム」160円と合わせて、よりぜいたくな味わいを楽しみました。

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紅茶、ミルク、スパイスの絶妙なブレンドによって、洋服の生地の肌ざわりを表現している「COBACHI CHAI」。味覚と触覚がつながるような不思議な感覚に包まれる、優雅なティータイムとなりました。

香りと味わいで感受性を高めてから、洋服選びを楽しめるのもこのお店ならでは。服作りにおいても「上質なユーモア」を大切に、ナショナリティやジェンダーにとらわれないハイファッションを提案していますので、ぜひチャイを飲んだ後には「RYU」のブティックにも立ち寄ってみてくださいね。

■COBACHI CHAI(こばち ちゃい)
住所:東京都台東区蔵前3-19-6
TEL:03-5829-6877
営業時間:11〜19時
定休日:無休

Text&Photo:柴山たき(effect)

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