「叱らない子育て」なんてムリ（泣）と嘆く3児の母が効果を実感！SNSで話題の現役保育士の超実践的な声かけが役立つ

怒っては後悔…子育てで"負のループ"にはまってしまっているママ・パパに、ぜひ読んでもらいたい1冊！SNSで話題の現役保育士が贈る『ママでいるのが好きになる声かけ300』（みや先生著・KADOKAWA刊）のブックレビューです。

こんにちは！3人育児に奮闘中のママライター、タキザワです。

「叱らない子育て」を目指して、いろんな声かけを実践するもなかなかうまくいかないとお悩みのママ・パパは多いのではないでしょうか。「早く」や「ダメ」がよくないのはわかっているけど、余裕がないとつい口から出ちゃいますよね。

筆者も「叱らない子育てなんて難しすぎる！」と心が折れそうになっていたとき、ある1冊の本の言葉が目に留まりました。

「怒らないのは現実的に無理。そこからどうリカバリーするかが大事」

「そう！そうだよね！」と、寄り添ってくれる言葉に思わず手に取った1冊。毎日がんばるママたちへ、現役保育士からの力強いメッセージが込められた『ママでいるのが好きになる声かけ300』（みや先生著・KADOKAWA刊）に元気をもらいました！

『ママでいるのが好きになる声かけ300』

タイトルはママ向けですが、もちろん子育てに悩むパパにもおすすめです♪

ママの心を大切にする保育士・みや先生

本書の著者・みや先生は現役の保育士として勤務する傍ら、ママ向けの情報発信やサポートを行う活動をされています。「私にもできそう！」という実践的な声かけ方法をSNSで発信し、Instagramのフォロワーは2年で9万人を超える人気ぶり！

子育てに悩みを抱えるママたちへの個別サポートなどを経て、現在はさまざまな子育てノウハウが学べるサブスクサービス「TSUNAGU（つなぐ）」を運営し、ママ・パパたちの心を支えるために精力的に活動されています。

そんなみや先生が掲げる育児のモットーは、「子どもの心は大切だけど、ママの心はもっと大切」ということ。
「叱らない子育て」がトレンドに上がる昨今、「今日もうまくいかなかった。子どもを怒ってしまった…」と自己嫌悪に陥ることも多いのではないでしょうか。

そんななか、みや先生は、「怒らないのは現実的に無理。そこからどうリカバリーするかが大事」と真摯に寄り添ってくれています。
子どもを怒ってしまっても「そこから」のことを前向きに捉えられると、かなり気持ちが楽になりますよね！

声かけを実践したら「親でいられてよかった」と実感！

声かけを実践したところ、「『ママでいることが好きになる』ってこういうことか」と実感する出来事がありました。

わが家の6歳の長男は抱っこが大好きで、妹2人が抱っこされているのを見ると、「僕も抱っこしてよ！」とすぐ怒ってしまいます。そうやって「好き！」をアピールしてくれるのは嬉しいのですが、自分に余裕がないとイライラしてしまうことも…。

その日は習い事からの帰宅が遅くなり、急いで夕食の準備をしていました。荷物の片付けもしながらバタバタしている私に構わず、「ママお腹空いたー！」「抱っこして！」とマイペースを貫く長男についイラッとしてしまった筆者は、「ママ今ごはんの準備してるじゃん！ちょっと待って！」と強く言ってしまい…。

怒鳴られてびっくりしたのか、しょんぼりしてテレビを観に行った長男。その姿を見て「なんで我慢できずに怒鳴っちゃったんだろう…」と自己嫌悪に陥りそうになったとき、みや先生の声かけを思い出しました。

自分を落ち着かせた後に、ギュッと長男を抱きしめて「大きな声を出してごめんね。ママ、〇〇くんたちがお腹空いてると思って、急いでごはん作ってて大変だったんだ」と伝えました。
長男は「でも抱っこしてほしかった…」とポロポロ泣いていましたが、「そうだよね。ごめんね」と繰り返していると、「うん、僕もごめんね」と抱きしめ返してくれました。
その瞬間、長男のことが無性に愛しい！と思えて、「この子のママでいられてよかったな」としみじみ感じました。