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知る人ぞ知る!京都レトロ喫茶「ひめりんご」のブラウンフルーツサンド

賀茂川の左岸、上賀茂神社よりも少し北の場所にある純喫茶「ひめりんご」は、約45年間夫婦で守ってこられたお店です。ほとんどすべてのメニューが昭和に生まれ、そのまま続くロングセラー。なかでも最近、SNSを中心に話題を集めているのがブラウンパンで挟んだフルーツサンドです。

ディテールのすべてがレトロかわいい純喫茶「ひめりんご」

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賀茂川の西岸を走る加茂街道は、御薗橋(みそのばし)を越えると名前を鞍馬街道に変えます。御薗橋で左岸に渡ると目の前に上賀茂神社の大鳥居が現れますが、橋は渡らずそのまま鞍馬街道を10分ほど北に向かって歩くと「ひめりんご」に到着します。駐車スペースも5台分あり、ドライブでの立ち寄りスポットにもおすすめ。

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車で来る人のために目立つように掲げられた看板はもちろん、軒下の掛け札も味があってかわいい。

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扉を開けようとすると、りんごの中に「おす」、内側には「ひく」の文字。目にするものすべてが愛らしくて、入る前からトキメキます。

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時代を感じる重厚なカウンターボードとカウンター席。

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ボードに吊るされたさまざまなカップは、開店当時にお世話になった器屋さんのカップ見本だそう。時代を経て、店のインテリアとして溶け込んでいます。

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カウンター前のテーブル席。レースのドレープカーテンがシャビーシックな雰囲気。

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あらゆるところで見つかるりんご。店内に隠されたりんごのモチーフを探すのも楽しいです。

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カウンターの端からちらりと見えていた奥のスペースは驚くほど広々。真紅のビロードのソファ、タイル貼のテーブル、大きなシーリングファンを吊るすために一段上げた天井などアンティークな雰囲気にあふれています。

贅沢にフルーツたっぷり、クリーム少なめのロングセラーフルーツサンド

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食パン1/3個を使うボリューム満点の「フルーツサンド」1100円

一番のお目当てはフルーツサンド。こちら、フルーツを挟むパンは茶色です。それも開店当初から変わりません。「昔来てくれてはったお客さんが、変わってないって言わはる。子どもの頃食べた味を覚えてはんな」とマスター。今ではかつてのお客さんの孫が客として来ているそう。

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さて、フルーツサンドですが、クリームは少なめで酸味の利いたジャムが隠し味になっています。「最近は写真を長いこと撮ってはるからパンの外が乾いてしまう」と嘆くマスター。作り立ては手にしっとり吸い付くようなやわらかさです。何より注目してみてほしいのがフルーツの鮮度。タネ粒までしゃんとしていて食感のみずみずしさが素晴らしい。メニューにはなんのアピールもされていませんが、いちごはブランドいちごのあまおうだそうです。

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「ブレンドコーヒー」500円とともに

ボリュームもたっぷりあって、食べ応え抜群。表面からは見えませんが、中にはバナナ、黄桃、パイナップルなどのフルーツがたっぷり。クリームが少ない分、フルーツがとってもたくさん入っていて得した気分。フルーツサンド好きなら、一度食べてみて欲しい味です。季節によって、シャインマスカットやスイカなどが具に加わります。

レトロ喫茶で乙女気分! 9種類のグラスパフェ

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「ひめりんごパフェ」1300円

パフェの種類は9種類。チョコレートパフェや抹茶パフェ、コーヒーパフェに小倉パフェなど昭和なビジュアルのパフェが並ぶ中で一風変わっているのが「ひめりんごパフェ」。

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