室外機に熱湯や水はかけないで
暖房運転時は、室外機内部の熱交換器は非常に冷たくなっているため、空気中の水蒸気が熱交換器に結露して凍り、「霜」となったり、溶けた雪が凍って熱交換器に付着したりすることもあるそうです。
熱交換器に霜が付着すると、室外機の空気の吸い込みが妨げられ、屋外の熱を効率的に取り込むことができなくなります。
するとエアコンは、自動的に熱交換器に付いた霜を溶かす「霜取り運転」を始めます。
霜取り運転時は、室内機から温風が出なくなりますが、霜が溶ければ通常の暖房運転が再開します。
凍りついた室外機に熱湯や水を大量にかけると、室外機の底板に溜まった水分が凍って膨張し、ファンや室外機内部の部品を損傷させる恐れがあるので、熱湯や水はかけないようご注意ください。
大雪のときの換気はどうする?
ところで、寒い日に換気のために窓を開けると、どうしても室温が低下してしまいますよね。
ダイキンさんによると、換気時も暖房をつけておくことで、室温の急激な低下を抑えられるといいます。また、加湿器や加湿空気清浄機の活用で、湿度の低下も抑えられるそう。
ちなみに換気時も、室温は18°C以上に保つことが推奨されているそうです。室温の低下が著しく、十分に窓を開けられない場合は、換気の補助として、HEPAフィルター搭載の空気清浄機を活用するのも手だとのことです。
まだまだ寒い時季は続きます。通常は積雪の少ない地域も、大雪が想定された場合は、室外機のチェックをお忘れなく!
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