「アペロ&パティスリーacoya」で福井の風土とフレンチが融合したランチを
樹齢200年の美山杉で仕立てた一枚板のテーブルが置かれた店内。九頭竜川と永平寺の里山の風景を眺めながら食事が楽しめます
「ランチ(肉料理)」2800円(フリードリンク込み)。提供される器や木工品も伝統工芸の職人によるもの
日本酒と料理のマリアージュやカフェを楽しむなら、酒樂棟のレストラン「アペロ&パティスリーacoya」へ。シェフは「ひとつの皿の中にストーリーを感じてほしい」という思いから、食材から器やカトラリーまで福井県産にこだわり、福井の風土とフレンチの融合を表現する料理を手がけています。メインが選べるお膳スタイルのランチは、黒龍酒造の酒粕を餌にして育った「黒龍吟醸豚」を用いた肉料理が人気。脂にほんのり甘みを感じる柔らかな肉質が堪能できます。土・日曜、祝日はモーニングも提供しているので、早起きして滋味深い朝ご飯を味わうのも素敵です。
日本酒や酒粕を使った大人の味わいのスイーツを堪能
定番人気の「大吟醸と塩のケーキ」。ティータイムはコーヒー付きで980円、ランチのデザートにプラスする場合は450円(コーヒーまたは紅茶セット)
お土産やギフトにも人気のスイーツは、箱を持参してリユースすると300円の割引に
併設のパティスリーではスイーツの販売のほか、イートインメニューも用意。福井県産の食材はもちろん、酒粕や梅酒の梅の実といった、お酒造りの工程で出るほかではそのまま捨ててしまうような食材もサステナブルに活用し、甘すぎない大人の味わいに仕上げています。特別感のあるスイーツなら数量限定のフォトジェニックな「パフェ」2200円~(食材により変動あり)が、手軽にテイクアウトできるスイーツなら「大吟醸ソフトクリーム」600円がオススメです。
日本酒を巡る福井の自然と食文化を楽しむ旅を
「ESHIKOTO」は黒龍酒造の8代目蔵元が長年の構想を実現するための夢の場所で、ワインの名醸地に世界中から人が訪れる姿を見て、永平寺町にも同じような場所を作りたいと願ったのが誕生のきっかけでした。お酒を取り寄せたりレストランで味わったりするのもいいですが、銘酒が生まれる場所に旅をして、土地の風土や自然、食文化、人との交流を楽しみながら味わってみてはいかがでしょう。