こんにちは、スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。シャキシャキした食感とほのかな甘みがおいしいキャベツ。サラダや炒めもの、煮物など、様々な用途に使える便利な野菜ですよね。そんなキャベツは、正しい保存方法だと2週間以上は鮮度の良い状態で保存できますが、保存方法を間違えるとすぐに萎れてきて傷んでしまいます。そこで今回はキャベツの正しい保存方法を紹介していきます。この記事を最後まで読んで今おいしいキャベツを無駄にせず、最後まで食べていただけると嬉しいです!
キャベツの冷蔵保存方法
キャベツは成長点を壊してから保存しましょう。
キャベツは収穫後も生きていて成長点に栄養を送り続けます。そのまま放っておくと可食部の養分や水分を成長に使ってしまい、食味が落ちたり、傷みやすくなってしまいます。成長点を壊すことで成長を止めて、長持ちさせることができるというわけです。
成長点を壊す方法は、フォークや、たこ焼き用のピックを使い、芯に数カ所差し込んで穴をあけましょう。ポイントは成長点のある芯の奥深くまで刺すことです。包丁で芯をくり抜いて成長点を取り除く方法もありますが、包丁を斜めに入れるなど、少し危険なのでおすすめしません。
キャベツを冷蔵保存する際の手順を説明します。
1. 成長点を壊す
このようなキャベツの成長点を壊す専用の道具もあります。
持っていない方は、フォークを刺しましょう。フォークは刺しっぱなしにする必要はありません。
2. ペーパーで包む
3. ポリ袋に入れる
4. 冷蔵庫の冷蔵室で保存
この方法で保存した場合の保存期間は約2週間です。
保存場所について、キャベツは野菜室よりも冷蔵室で保存しましょう。その方がかなり長持ちします。
野菜室だとキャベツにとって暑すぎるので傷みが早くなります。キャベツの最適保存温度は0〜5℃なんです。冷蔵室のスペースに余裕があるのであれば、なるべく冷蔵室で保存しましょう。
またキャベツは冷凍保存も可能です。
冷凍保存する方法
冷凍保存の手順は以下。
1. キャベツをザク切にカット
2. 水洗いする
3. しっかり水気を拭き取る
4. 保存用袋に入れる
5. 冷凍庫に入れる
保存期間は約1ヶ月と冷蔵保存よりも長持ちさせることができます。
料理に使う場合は、凍ったままスープやお味噌汁に入れましょう。そのまま炒めものに投入してもいいのですが、水分が出て炒めものが少しべっちゃっとした仕上がりになってしまうので、その水分を利用し、片栗粉を入れてとろみをつけるとおいしく頂けます。
正しい保存方法で最後までキャベツをおいしく食べて
今回はキャベツの保存方法を紹介しました。
キャベツは長持ちする野菜というイメージがあるので「油断してて冷蔵庫の端でシワシワになったのを発見したことがある」という方も多いのではないでしょうか。
ぜひキャベツを買ったときは今回の方法を試してみてくださいね。