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ひな祭りとは?ひな人形の飾り方や人気の食べ物、おしゃれな飾り13選

女の子の健やかな成長を祈る、ひな祭り。その意味や由来とあわせて、お取り寄せして当日に楽しみたい、ひな祭りにぴったりの食べ物をご紹介します。

ひな祭りとは

3月3日はひな祭り。ひな祭りとは、女の子の健やかな成長と幸せを願うお祝いの日のことです。「桃の節句」とも呼ばれ、ひな人形や菱餅を飾り、ひなあられやちらし寿司などを食べるのが一般的。もともとは、古代中国のお清めやお祓いの儀式が日本に伝わった行事といわれています。現代では、女の子の成長と幸せを願う風習となり、ひな人形を飾ることで穢れを移し、女の子を事故や病気から守るという意味があるとされています。

桃の節句「ひな祭り」の由来

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am works designさんの「木製インテリア | ひな祭り」

ひな祭りの由来は、中国から伝わった「五節句」という行事のひとつ「上巳(じょうし)の節句」によるものです。季節の変わり目「節」の頃は災いをもたらす邪気が入り込みやすいと考えられており、昔から季節の変わり目は邪気を払う日としてさまざまな風習が生まれました。その中でもとくに重要な5つの節句が五節句です。

五節句は1月7日の「人日」、3月3日の「上巳」、5月5日の「端午」7月7日の「七夕」、9月9日の「重陽」があります。中国では、桃の節句・上巳に水辺で体を清める厄払いが行われ、一方で日本では土や紙などでつくった人形に自分の穢れを移して川に流すことで邪気祓いをする行事が広がりました。この頃、貴族の子どもたちの間では「雛あそび」というおままごとのような人形あそびが流行していたため、その「雛あそび」と「上巳」が結びつき「ひな祭り」が誕生したと言われています。人形を川に流す習慣は、人形づくりの技術発達とともに変化し、美しい人形は飾られるものとなりました。

ひな祭りはいつからいつまで?

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pripetさんの「桃の花の鉢植え」

ひな祭りは3月3日ですが、それよりも早い時期からひな人形を見かけることはありませんか?ひな人形の役割は、女の子の厄を身代わりに引き受けてもらうこと。だからこそ、早い時期から飾っておくことがよいとされています。明確な決まりはありませんが、節分の後や、2月の中旬頃から飾り始めるとよいでしょう。

逆に、ひな祭りの後には早めに片付けたほうがよいとされています。厄を引き受けたひな人形を長く置いておくのはよくないと考えられてきたためです。その他にも、ひな人形は婚礼の様子をあらわしているため「早くお嫁に行けますように」という願いを込めて早く片付けられるようになったともいわれています。

ひな人形の種類と飾り方

ひな人形には、それぞれの人形や道具に意味があります。ひな人形は、天皇陛下の結婚式を模しており、例えば、一段目の雄雛と雌雛は天皇陛下と皇后陛下をあらわしています。また、ひな人形には雄雛と雌雛のみの「親王飾り」と、七段で構成された「七段飾り」があります。ここからは、七段飾りのひな人形の種類と飾り方についてご紹介します。

一段目「新王/新王妃」

一段目には、新王と新王妃をあらわす男女一対のひな人形を飾ります。「雄雛」「雌雛」と呼ぶのが一般的で、地域によって並べ方が異なります。雄雛を、関東では向かって右に、関西では左に飾ります。向かって右に雄雛を飾るのは、武士の時代、刀のある左側に女性がいるのは危険という考えに基づくそう。向かって左に雄雛を飾る習慣は明治以降に生まれたとされており、欧米のマナーに基づく並べ方といわれています。

二段目「三人官女」

二段目は「三人官女(さんにんかんじょ)」です。官女とは宮中に仕え、皇后や姫の生活をお世話している女性たちのこと。結婚式のサポートも彼女たちの役目です。銚子(ちょうし)・三方(さんぽう)・長柄銚子(ながえのちょうし)を使ってお祝いの白酒を注ぎます。両脇の官女は立ち姿で、真ん中は座り姿ですが、真ん中の女性だけ眉がなくお歯黒をしています。これは女性が既婚者であることをあらわしているのです。

三段目「五人囃子」

三段目は「五人囃子(ごにんばやし)」の段です。囃子とは楽器と歌をもちいた能楽の一種です。楽器の大きい順に左から太鼓・大鼓・小鼓・笛と並びます。一番右は、扇子を持って歌を歌います。彼らは結婚式を演奏で盛り上げる少年たち。この結婚式は、彼らが練習してきた演奏を披露する場でもあるのです。

四段目「随臣」

四段目は「随身(ずいじん)」の段です。若い「右大臣」と老人の「左大臣」の2人1組の人形で、彼らの役割は雄雛と雌雛のボディーガード。そのために弓矢を持っているのですね。若者は雄雛の護衛、老人は雌雛の護衛を担っています。これは雌雛の近くに若い男性を置かないという配慮のためといわれています。この2人の間に、菱餅やひなあられを飾ります。

五段目「仕丁」

五段目は「仕丁(じちょう)」の段。仕丁とは、無償で庶民を働かせる徭役(ようえき)のひとつです。そのため、結婚式に出席する者の中で唯一の庶民となります。彼らは、掃除に使うほうき・ちりとり・熊手を持つ3人組です。それぞれ表情が異なり「笑い」「泣き」「怒り」をあらわしています。これには、女の子が表情豊かな子に育つようにという願いが込められているそう。

六段目「嫁入道具揃」

六段目は「嫁入道具揃(よめいりどうぐぞろい)」と呼ばれ、嫁入り道具が並ぶ段です。たんす、長持(ながもち)、鏡台、鋏箱(はさみばこ)、針箱(はりばこ)、お茶道具、衣装袋、火鉢などが並びます。これらは、雌雛が雄雛の家に嫁いだあと生活に困らないための道具でした。当時の生活の様子がうかがえるひな飾りですね。

七段目「御輿入れ道具」

七段目は「御輿入れ道具(おこしいれどうぐ)」になります。婚礼行列にもちいる高貴な人が乗る乗り物たちのことです。厳密な決まりはありませんが、中央へ重箱、左右にお駕籠(かご)、御所車(ごしょぐるま)などを並べることが一般的です。六段目と七段目は入れ替えて設置しても構いませんが、七段目に御輿入れ道具を飾ると全体の調和がとれるといわれています。

ひな祭りに食べるもの

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初誕生祝のルリアンさんの「2023年版 1歳専用ひな祭り離乳食(12か月~)」

伝統的なひな祭りの行事食を、その意味とあわせてご紹介します。

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